036_ジャンクフードはメンタルも悪化させちゃうぞ #食事 #メンタル

「お世話になります、読者様のプラスになる知識を提供する世界一の美女サクラです! 今回は『ジャンクフードはメンタルも悪化させちゃうぞ』のお話をしたいと思います」


「では、よろしくお願いします」


「読者様はジャンクフードはお好きですか?」


「え? 『超好き!』ですか。大好き、と予想していたのですが、遥かに予想を越えてきましたね」


「私もジャンクフードは好きです。同じですね」


「ですが、ジャンクフードが健康に悪いことは読者様も百も承知でしょう」


「砂糖がたっぷり、油がギトギト、塩がドバーッのジャンクフードは人間の脳を簡単にバグらせますからね。はまってしまうのも仕方ないです」


「依存性の塊で、健康に悪いジャンクフードなんですが、ジャンクフードばっかり食べていると、不安になりやすくなる、怒りっぽくもなるのです。マイナスの塊だぁ」


「実は、ジャンクフードは健康だけでなく、メンタルにも悪影響なんです。最悪としか言えません」


「ジャンクフードは百害あって一利なし! 今すぐ食べるのをやめないといけないのです!」


「いかんともしがたいジャンクフードについて、お話ししたいと思います」


「まず知っていて欲しいのが、現代人は超加工食品を食べ過ぎている、ということです」


「超加工食品は、一言で言えば、すぐに食べられる商品です。袋を開けて取り出したら、食べれる食品。もしくは、レンジでチンするだけの商品です」


「もちろん、ジャンクフードも超加工食品です」


「2004年のカナダの調査では、総摂取カロリーの48%は超加工食品でした。つまり、体の半分は超加工食品でできているのです」


「そりゃ現代人は不健康ですね。体の半分が不健康の源ですもの、健康なはずがありません」


「さらに興味深いデータもあります。アメリカの2歳~19歳の子供は総摂取カロリーの67%が超加工食品からでした」


「シンプルに恐ろしい結果です。実に3分の2ですね」


「しかも調査を行ったのは2004年です。技術の発達で加工食品を作りやすくなった現代では、さらに安く大量に作れるようになりました。昔より、摂取量が増えていてもおかしくありません」


「本当に恐ろしいのは、国民の大半が超加工食品がメンタルに悪影響を及ぼすことを知らないのです」


「食品メーカーというのは、病気をばら蒔く悪の組織なんです。いやはや、恐ろしや恐ろしや」


「既に超加工食品をよく食べる人はうつ病や不安症状を抱えやすいことが判明しています。世界的に確認されています」


「日本の研究では、89000人の被験者を10年~15年追跡調査したものがあります」


「健康的な食生活の人の自殺率は、不健康な食生活の人の半分です。食事によって自殺リスクが低下する可能性が示されています」


「食事だけが原因ではないですが、リスクが半分になるようなら無視できないです。メンタルに影響を与えているのは明らかです」


「メンタルが悪いから、食生活に気を使う余裕がないとも言えます」


「超加工食品には微量栄養素が含まれている量が少ないのが原因と考えられます」


「微量栄養素とは、人の発達や代謝を維持するのに必要な栄養素です。主にビタミンとミネラルです。不足すると脳内で神経伝達物質の生産量が減少します」


「これらの微量栄養素が不足することで脳が上手く働かなくなり、不安感を上手く処理できなくなります。不安に苛まれるとうつ病を発症したり、最悪の場合、自殺に至るのです」


「超加工食品を知り合いに進めるのはお止めください。健康とメンタルの両方を攻撃する最悪な行為です。大事な人を傷つけないためにも、超加工食品とは距離を取りましょう」


「日本以外の研究もあります。カナダでは10歳~11歳の子供を食事の種類、運動量、スマホやパソコンのスクリーン時間の三点から健康面を調査しました」


「2年間に渡って追跡調査の結果、超加工食品をよく食べていた子供は精神障害の診断をされる確率が高いことが判明しました」


「人間の体は食べたものでできています。食べ物の内容が与える影響が大きいのは考えれば当然です」


「子供を強く育てるためにも超加工食品を食べる機会を減らしましょう。子供の頃から、栄養教育を行えば、将来大きな差になるに決まっています」


「子供の未来を潰さないためにも、早めに行うのが肝心です」


「え? 『もう大人だから遅い』ですか。いえいえ、そんなことはありません」


「不健康な食事から、健康的な食事に変えるとメンタルが改善することがわかっています」


「しかも、うつ病が改善したのです。ちょっとメンタルが弱い人が行えば、メンタル強化できるに違いありません」


「研究では、不健康な食事をしていたうつ病の患者に対し、食事内容を変えてもらいました。うつ病の治療は継続して行っております」


「食事の内容は、全粒粉、果物、野菜、ナッツ、豆類、シーフード、オリーブオイルなどを中心に摂ってもらいました。このラインナップはいわる地中海式の食事です」


「地中海式の食事は健康的な食事の代表です。読者様も健康的な食事をしたいなら、地中海料理を参考にするといいですよ」


「それでですね、12週間後のことです。食事を変更したうつ病患者の3分の1が寛解したのです」


「対して、食事の変更がなかった対照群の寛解者は1割にも満たなかったのです」


「両者の違いは食事内容だけです。食事を変更しただけで、寛解率が3倍以上になったのです。これは、やらない手はないです」


「しかも面白いことにですね、地中海式の食事に変更したグループは1週間の食費が約20%減っていたのです」


「本当に驚きです。当たり前ですが、食費を減らすような指導はしていません」


「健康的な食事は値段が高いイメージがありますが、結果的に節約できるのは健康的な食事なんです」


「不安に苛まれなくなるには、セロトニンやドーパミンが必要です。これらの要素は30以上の微量栄養素を必要としています」


「ですが超加工食品に含まれている量は少ないです。そのためジャンクフードを食べ続けると、不安を処理できなくなり、常に気分が最悪の状態が続きます」


「メンタルがよくなれば、ジャンクフードを食べて不安を紛らわすこともなくなり、食費が減ったのでしょう」


「証拠は出揃っているのです。健康的な食生活に変更して、楽しい毎日を送りましょう」


「では、今回のまとめです。ジャンクフードを食べ続けると、脳の栄養が足りなくなって不安になりやすくなる。健康的な食事に変えると改善する。しかも食費をカットできるおまけつき」


「私もジャンクフードは食べてません。好きは好きですが、メリットらしいメリットがないので、食べることは控えています」


「健康的で美味しい食事は探せば、どこにでもあります。読者様も不健康になって、メンタルも悪化する食事は控えましょう」


「ということで、今回は『ジャンクフードはメンタルも悪化させちゃうぞ』のお話でした。読者様の参考になれば、私はとても嬉しいです」


「最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございます。高評価や応援コメントはどんどんお願いします。待ってまーす」


「それでは、次回の『直前に知った情報で適切な決断を間違える』で、またお会いしましょう。失礼します」



参考文献

Junk food and the brain: How modern diets lacking in micronutrients may contribute to angry rhetoric

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