第十話 韓国の分断
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/68585
まずこれをご覧下さい。
ネトウヨ記事かとも思いましたが、かなり内容が薄くて、概念しか語っていなかったので、よく分かりませんでした。たぶん、フェミニズムをめぐる韓国の
分断を非難したかったんだと思います。
思うにこの新聞社は本当にダメダメでしょう。韓国を叩けばカネが入るとしか考えていない、「ただのゴシップ好き」です。
だがやはり、七話で述べたように、韓国の分断はむしろ喜ばしいものではないか、と考えています。確かに若者たちは、巻き込まれてもいない軍事政権時代の慣習に異を唱えているのでしょうが、それは第三者の目として、旧習が現実に即するものではなかったからではないでしょうか?
また、韓国は今、合計特殊出生率が1を下回り、日本を下回り、世界の最下位にいます。これから、恐ろしいスピードで少子化の影響が起きます。しかし、その傾向はフェミニズムの影響からではないように思えます。むしろ少子化を受けてフェミニズムが起こったのではないか、と。
今の韓国は親のおかげで好景気にいるのに傲慢だ、と作者は言っているように思えますが、性役割分業が政府によって主導されなくなり、そして時代遅れとなったから女性差別がなくなったとは自分にも思えません。
ジェンダーギャップや、労働時間の配分の不平等がある限り、女性差別はなくなってないのでは?
差別があったとすれば、糾弾者と差別者は対立して当然なのでは?
むしろ、旧弊をぬぐい去るチャンスなのではないか、と思うのですが。
このときの問題点は、差別の中でそれを助長させ維持させてきた犯罪者である高齢者を若者は支援する義理がない、と解釈しかねないことでしょう。それがポピュリズム化し、若者が年金廃止等のことで多数決で勝ってしまったとき、セーフティーネットは破壊され、自身が老けたときにブーメランをくらいます。
あとは逆差別に該当すること。差別が解消された後、黒人が白人を差別することはいけません、とキング牧師は「I have dream」演説で言いましたね。フェミニストが過熱すると、時折そのように感じるものも時にあります。
確かに、記事にあった、「男性を、潜在的加害者、潜在的性犯罪者と規定」することは、女性を無実の人としたとすると、間違いなく差別です。無実の黒人を黒人だからと重犯罪を危惧して殺害する白人の警官と変わりありません。
しかし、現在の社会悪が「男性を、潜在的加害者、潜在的性犯罪者と規定」させるものであれば、そこは改善するべきでしょう。今の一時的で改善可能なものであれば。しかし、本質的に非難するのはアンフェアです。
韓国は今、かなり自主的な行動をとっています。同調圧力が流行語になるも、一向に改善される気配のない日本とは全く違います。確かに、運動の一部には失敗があるでしょうが、社会問題を上の世代に訴えかけ、改善を求めるという動きが発生していることは間違いなく日本の先を行っています。私達の改革も、韓国の運動を参考にして行うべきです。
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