第三話 自分のメディアリテラシー

 なるべく短めにしたいですね。今回は。前に書いた記事のコピペじゃネタが持ちませんから。


 僕は高校生の延長線上、つまりは浪人生として一応若者という生物学的、大衆的なくくりに属しています。若者という語にはあまり好きにはなれませんが、それも次に話しましょう。ともかく、僕は若い人の中で生きているので、こうしてスマホを打ってカクヨムを書き始め、幸せなことにLINE疲れも最近発症し、YouTubeで何時間も時間を溶かす、そういうバーチャルな生活をしています。

 エクセルもインスタもツイッターもやっていないし、パソコンのショートカットキーも全く使えませんが、姉にタイピングの遅さに文句言われつつもある程度パソコンもなめらかに打てますしフリック入力にも慣れました。ある程度デジタルを使えると思っています。

 

 世には、と言っても自分は試験の過去問や模試、教科書でしかあまり調べませんが、ネットは玉石混交であるので信頼できない、言いたい放題適当なことを言っているといった声は多いです。石の方では事実、在日はクニに帰れ、そこの窓から飛び降りろといった声は5chでは今も書かれています。ツイッターにはあるんですかね? ネットニュースではそんな自分の非文明さを外に広める人はいませんが、韓国は外交の常識も分からん馬鹿な国だと、特にプレ○デント紙はひっきりなしに言っています。他の大手紙も似たような所です。成程、そういう行動は特に我々に被害を与えうる、しかし、なぜだか悪口が多い。人を見下したような言い分、我々に悪口の蜜を吸わせようとするとする扇情的な記事。やはり信頼できない。

 玉の方もあります。自分がその嫌韓的な考えに毒されそうになった時、そこに疑問を呈したのもまたネットでした。僕は、ネトウヨというのがどうやらまずいらしいことは知っていましたが、自分が見ている記事は、「我々がネトウヨである」と自称しなかったので自分は無自覚にネトウヨと十分称される人間になっていたと察しました。あと、ヘイトと自己啓発が絡まない話題は中々面白いものです。特にゲームの攻略や都市伝説というものは、思想的に極めて安全なので楽しんで読んでいます。

 まあ、ここに関しては様々な考えがあります。2014年のように人が徒党を組んで排斥しようとしたり、実際に本人が(いじめも含んで)被害を受けないのであれば扇情的に書いて危機意識を喚起して、自国の財産、国益が不当に侵されることを避けられるように努めるべきでしょう。でも、そこに悪口が殆どの場合付き纏ってしまうし、たとい悪口が無くても、その読者は蔑む気持ちを伴ってしまう。自分でも、読後感に諦め、呆れは伴います。

 しかも反ネトウヨ側が常に正しいとは自分にもとても思えない。ネトウヨも反ネトウヨ側も互いに互いが空虚で倒錯した論理を言っていると貶し合うだけとも言えます。そして読者に優越感を与えるための一種の娯楽と化していないか、とも考えられます。この娯楽性は自分の強い危惧になってます。


 話が脱線しましたね。でもここに一つのネットのカオスは見て取れるでしょう。しかし、メディアの多様さと時にある堕落は決してネット空間だけでないことは気をつけて下さい。

 例えば、親しい人との会話。友達の友達による薬物の勧誘に従ったらまずいのも、友達によるa○wayのようなネズミ講、マルチ商法と思われるものにも関わってはいけないことのもなんとなく分かるでしょうが、犯罪の加害者家族への攻撃にはあなたは中立でいられますでしょうか。あとは学校での誰かへの悪口。加害者家族の犯罪に対する責任については僕はあまり深く考えませんが、ペンキで落書きして放火していいとかそのような類の罰が与えられる責任ではありません。与えられる罰は全く違う種のものであるべきでしょう。こういうとき人の偏見に流されると立ち直るのは難しいですし、無視するのもとても精神的に負担が伴います。それでもあなたは自制しなくてはならない。自分の知性を保ちたいのであれば最悪嘘をついて自分の本心を維持し続ける必要がある。また、明確に自分の考えの誤りに気づき、確信したときはその考えも裏切らなくてはならない。

 雑誌、本、新聞。今は若者の新聞離れが進んでいるそうで、より若者の情報が偏っていくとよく言われますが、ある種正しく、ある種間違っています。成程、毎日『天声○語』を読んでそれをノートに写す。その行いは、芸能人のゴシップしか興味がない人よりは偉いかもしれない。でも、これはこれで思想の多様性があるでしょうか。そうとは思えない。確かに新聞の主張の強い理解は培うことはできますが、一方で中立性は失われる。ここで、自分は当の新聞社が誤った歴史認識をして、この国の国益を意図的に流出させている、という主張を自分は含ませていないことを確認する。自分が果たしてそういう中立性を持っているかは分からないが。自分は日経の契約者であり、世間のエンタメの特集が最も少ない記事を読んでいる。企業の経営体制の問題点や、国家ごとの財政の比較を見て、一応より現実世界に有益な記事をよんでいるです。まあでも一つの新聞社を賛美しているかと言われたらしてると答えます。

 また、自分をネトウヨに貶めかけたのは本でした。百田尚樹の新書は確かに面白かった、エンタメとして。しかし、悪口はとても多いものでした。国民の危機意識の喚起にはいいでしょうが、悪意の拡散には強い恐れを抱きます。

 一つのメディアの中立性への疑問を大きく呈するものが先の戦争でしょう。国際連盟の脱退を新聞社は喜々として取り上げ、帝国の正義の行動を賛美しました。しかし、とんでもない戦争を始めて各地で略奪行為を繰り返し、すくなくとも自発的に木の根っ子までも食う程に食に困り、アメリカに国中を焼け野原にされました。

 最後の空襲はアメリカ側に咎があるとも思えますし、虐殺はなかったという方もいらっしゃるから表現は慎みましたが、虐殺しなくても略奪でも十分まずいことでしょう。たしかにちゃんと考えませんでしたが、中国、東南アジア、フィリピン、太平洋諸島、沖縄、等で果たして民間人は戦争の被害を被らなかったでしょうか、たとい間接的被害を除いたとしても。

 一つの観点では、国民の意志の合致が世界を変える大きな力を発揮した、といえば景気はいいですが、それによってたといアメリカが国際法を違反して空襲をしたということにしろ空襲された事実と被害はあったので多くの悲劇がありました。


 二度と戦争はしてはいけない、とは言いませんが再び8/15に戻るのはもうごめんでしょう。なるべく他の国もあのような状態にするべきでもないでしょう。

 メディアがこの戦争に触発したとしたらその責任は大きいです。

 朝日はそこを踏まえて今のように大きく非難される報道をしているということなのでしょう。非難する人は国の栄誉が貶められるとは言いますが、実際に犯した罪を正しく償うことは世界から敬意をもって見られることでしょう。まあ、その問題となっている事実が正しかった場合はですが。


 しかし、戦争ということを起こすような記事がまずいというだけでは足りません。人がムカついたからといって全てのことに声を荒げてキレるなんてことは無いのと同じようにそこら中にメディアの不発弾があります。例えば、江戸の人は現代よりもエコな意識を培って生活していたという話。確かに食物の生産、消費、廃棄がループして使われないゴミが出ないからエコだ、という話がありますが、他の一面は全く取り沙汰されません。なんか僕も一つの事柄しか紹介できませんが、東京の中心地にある溜池山王駅の付近にはかつて本当に溜池があったのですが、生活排水によって時代が進むにつれ汚染され埋め立てられました。かつての江戸城下の町人の人口はとても多かったようです。また、人々の立ちションがあったという事実が明治期にあった違式詿違条例いしきかいいじょうれいという国民への西欧化政策によって禁止されるという事実から分かります。この条例はこれからちょくちょく引用すると思います。

 このような誤り、もしくは不明瞭、偏見はどこにでもあります。自分は、海外から来たビジネス、自己啓発の本、個人ブログ、プレ○デント誌、新潮新書はハナから疑って読んでいます。

 メディアの情報を疑うときに一番見つけやすい箇所が、理由には直結せず、ただ相手を貶めるために用いる悪口です。記事に扇情する意志があることが明確に分かります。まあ、その中でもでも正しい記事はありますし、中立性を見出すことも可能ですからそこの采配はご自由にどうぞ。

 なんか、共通テストの英語試験では事実、意見を判別するサービス問題があるのですが、これも大事ですね。メディアを見たとき、これだけは事実だということは、作者はこう思っている、ということです。または、作者の主張の考えは別に参考にならないが、作者が引用した話題は注目に値するということもあります。

 これでもまだ自分はその事象を目撃した人による一次資料をあまり見てませんし、脚注元の本を読んだこともあんまないので、まだこれでも正しいものを見ようとする立場に言わせれば足りません。

 でもとりあえず、社会問題をYouTubeや5chで見てはいけません。そこだけははっきり言えるでしょう。といっても明治の昔は小説を読んではいけない、とも言われたそうですね、それが推理小説は読むな、になり、若者の小説離れが問題になり、と今までズルズル基準が下がったそうです。昔言われていたこともある種合っています。小説は正しく歴史の事実を叙述しているとはいえないというのは今でもおなじです。平家物語でも過剰表現があったそうです。この疑う態度はたいへん疲れるので適度にやって下さい。


 これ、何も考えずに言いたいことばっかり言ったので、自分の考えをメモしたノートにするならいいですが、脈絡と着地点を失いましたね。実は、最初は自分はこのようにネットサーフィンをしているか、を語ろうとしたのですよね…。そして、めちゃくちゃ長くなり時間もかかりましたぁ………。

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