第9話 自分を変えよう!

 ある精神科医いわく、おめでたい人とは素直に称賛を受け取り、楽観的な人のことらしい。


 う〜ん、僕の性格とはちょっと違うなと思った。僕は結構、称賛とかされると、どうせお世辞だ、とか相手は本心ではない、とか僕の機嫌を取ろうとしているだけだ、とかいうふうに考えてしまう。この文章を書いていて思ったのは自分はどれだけ卑屈な人間になったのだということだ。やはり前章でも述べたが、僕の考え方には癖があるようだ。きれいな真水も僕の頭のヒィルターを通ると泥水になってしまうようだ。やはり僕は変わらないといけないようだ。ただそこにある事実も僕の脳みそはその事実を偏屈で偏った事実になるらしい。やはり妄想が強いのだろうな。


 自分を変えたいが変われない。


 普通な人間になりたい。


 ただ僕は本を読みそれを実践していくしかないだろう。本を読むこと、それは僕の生きる意味だ。10年後も20年後も30年後も僕は本を読み続けるだろう。そうして死ぬまで悩み続けながら死んでいくのだろう。死ぬまで悩む。それもまたよし、バンザイ。


 「本っ、人生、コーヒー、あっ、孤独死」

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