第18話 沖縄の同居人 沖縄 ユルアミ

「ただいまーユルアミー」

「おっ、帰ったな……」

 北海道と同じく学生寮に戻った沖縄を出迎えてくれたのは犬とも猫ともつかない、だが犬よりも大きな動物で、その正体は沖縄では有名な守り神、シーサーである。

 金色の毛並みを揺らして、シーサーのユルアミは尋ねる。

「それで、東京に友達になれそうな奴はいたのか?」

 重く、厳格な声に圧される事無く、沖縄は北海道に乗った事を思い出し。

「巨大ロボットがいたよ」

 とグッと親指を立てて返した。

「お前は何をしに学校へ行っとるんだ…………」

 シーサーであるユルアミの顔がひきつった。

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