第48話 天使のてんちゃん クリスマスイブ

天使のてんちゃん クリスマスイブ


てんちゃんは、わくわくしていた。サンタさんに直接これくださいと頼もうと思っていたのだ。どうすれば、夜眠くならないか研究していた。

クリスマスパーティーをみんなでやり、ゲームをして楽しんだ後。それぞれの子供たちは寝床に入る。


「てんちゃん。もうそろそろ寝ようか」


「待ってくだしゃい。ちょっと、飲み物のむでしゅ。自動販売機に行ってくるでしゅ」


そういうと、自動販売機に行きBOSSのコーヒーを3本買って一気飲みをしていた。


「てんちゃん。何やっているの」


「コーヒーを飲むと眠くならないでしゅ」


「え!」


「今年はサンタさんに会うでしゅ」


そう言っててんちゃんは目をキラキラさせて寝床に着いた。案の定眠れないのである。

神様と女神様は頭を抱えた。ほかの子供たちにクリスマスプレゼントをあげたいのに

てんちゃんが寝てくれないのである。


「仕方ないですね。」


「まあこうするしかないでしょう」


翌日みんなにクリスマスプレゼントが配られてなかった。


「何ででしゅか!神様」


「サンタさんはちゃんとプレゼントをおいてってくれたよ」


「え?」


そういうとこっちにおいでと神様は手招きしてくれた。食堂の一角にクリスマスツリーがあるそこにメッセージカードとそれぞれのプレゼントがあった。

みんなはいつもよりテンションが高くなって喜びの声が聞こえる。


「てんちゃん。サンタさんに会いたかったでしゅ」


「てんちゃんが大人になったらあえるかもよ」


「え!」


女神様と神様が知っているのである。ふふふと神様と女神様は含み笑いをした。

今日は素敵なクリスマスである。それぞれの家庭に幸せをと願う神様たちだった。

                                 

                                   おわり

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