第36話 天使のてんちゃん 友人の呼び方
天使のてんちゃん 友人の呼び方
最近すっかり、てんちゃんとお友達のサスケ君が遊んでいることが多くなった。てんちゃんとサッカーをしたり、いろいろと仲良くしているようだ。
「てんちゃん」
「なんでしゅか?サスケどの」
「もう俺たちは、ダチだな」
「ダチとはなんでしゅか?」
「友人のことを友達と呼ぶだろ、そのダチと省略するでござる」
「そうなんでしゅね!」
てんちゃんはうきうきして、神様と女神様に会った時話そうと思った。
翌日、てんちゃんは女神様と神様に会ってさっそく話した。
「てんちゃん、サスケどのと友人なんでしゅよ」
「知っているわ。仲良しだものね」
「そうなんでしゅ、二人は、ダシなんでしゅ」
「ダシ?」
「そうでしゅ、ダシでしゅ」
二人はいつから、おみそ汁に入れるダシになったのか。女神様は驚いた。
「あれじゃろう。友達のダチという意味じゃろう」
と神様が言った。
「ああそれなら、わかりました。てんちゃん、ダシはおみそ汁にいれるものよ」
「そうでしゅ、言い間違えてしまったでしゅ」
頭をかかえて失敗ポーズをするてんちゃんを見て、女神様と神様は今夜のおみそ汁で、てんちゃんとサスケはどんなダシと思ったがあえて言わなかった。
ドンマイ、てんちゃん・・・・・。
おわり
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