風の音色の導く場所へ
七星北斗(化物)
プロローグ 風の向く方へ
馬車で揺られること数日、目的地まであと少しだ。
山林を抜けた馬車の先には、花が咲き乱れていた。そして遠くに城が見える。
少年は、周りの景色の美しさに見惚れて、ついフルートを吹きたくなった。
フルートとは、木管楽器の一種の横笛である。
少年のフルートの音色と、美しい花の咲き乱れた景色、まるでお伽噺の世界のようだ。
少年が目指す場所は、風と大地の国、エアリア。この国では、一種のハングライダーである風羽を利用し、空を飛行することができる。
風羽は絨毯のような生地でできており、全幅3メートルの大きさだ。
旅人である少年は、噂のグルメと風羽に期待を膨らませていた。
少年の名はアルバ、十四歳である。
風の音色の導く場所へ 七星北斗(化物) @sitiseihokuto
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