Episode.2


コンコン


ガラガラガラガラァ…


「失礼しまーす。」


ガラガラガラガラァ…


           「お、宮村」



「あの、沙智子先生は、」


      「花村先生は個別のミーティングして

                      ガチャ

         って、終わったみたいだ」


                      ガチャ


          「花村せんせー!」

                  「あ、はい!」


                     「あ…」


         「宮村が来てますよ」




  「宮村くん…もぅ大丈夫なの?」


「はい。」


  「少し廊下で話しましょうか」



「あ、はい。」



ガラガラガラガラァ…




ガラガラガラガラァ…






 「この間お母様がいらして…」


 「話は聞いた」



「すみません、変なお願いしちゃって。」




 「ううん」



 「お願いしてくれて、


  かえって良かったかも」



「ありがとうございます。」




 「青野さんには

「先輩には放課後話そうと思ってます。」



 「そっか」



 「そろそろ教室に戻りなさい」



「はい、ありがとうございます。」




 「あ、宮村くん」


「あ、はい。」




 「先生からも、ありがとう」



「はい^^」














                「たかしくーん!」




「あ、先輩。」



     「もぅ来てもへーきなの?」


「あ、うん。」



「先輩…」


          「ん?」



「あの公園、これから行きません?」


        「…うん、いいよ」



「じゃあ僕、自転車取ってきますね!」









キキーッ


「はい、じゃあ先輩、うしろ。」



 「うん」



「乗った?」



 「乗った」











  「なんかいつもよりも密着してるような 苦笑」





        「孝の匂いだぁ~」




          「ん~!」


        「安心するぅ~…」



          「ふふ。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る