狂った散文に花束を もちろん、それは菊の花っしょ
とめどなくあふれるもの。それは涙。
とめどなくあふれるもの。それは言葉。
とめどなくあふれるもの。それは血液。
とめどなくあふれるもの。それは……あなたには言えないこと。
春にざわめき、夏に狂いだし、秋には枯れて、冬には溶けた。そうして一年は目まぐるしく変わった。わたしはその隣で一緒にばか騒ぎしたり、咎めたり、支えたり、溶けたりした。
正義という言葉を誰が決めた。
悪という言葉を誰が決めた。
誰が組み分けたのか、僕じゃあない。
正義の名乗りをあげた者たちがいる。
悪を決めつけたものがいる。
あれから何十年かの時が流れた。
抗うな。感じる前にしね。
灯火を絶やせ。消し飛ばせています。
踊れ!! 踊れ!! 踊り狂の、狂い咲きの、狂い桜が舞い踊る。死体はどこに隠したさ? ああ、もう掘り当てることもかなわないさ。キレイなキライな花になったから。
やりきれないって泣いてばかりの仔猫なんていつの間にか図太いライオンみたいになってたりする。もう春になったのさ。いいよ。此方の空に生きているあなたはもう死んだ。
溶け出してんだ
駆け出してんだ
置いてかれんな
老いて尚可憐な
老婆が笑ってんだ
「一緒に〇〇しましょう?」ってな
ささくれなんて気にすんな
もっと気にすること、気にしなきゃいけない事、取りこぼしたもの、こぼれ落ちたもの、いっぱいあんだろが
じゃあ、一緒に死にましょうよ?
堕ちて落ちてオチテおちて泥みたいになったあなたを
まぁ、怒るのもいいけど。あなたはもう固まりだしてる。ガッチガチ。
タルタルのヨロトロの、のっぽのあなた。突っ立てるだけのピエロか、カカシか。
まぁ、仕方のない人よね。一緒に死んでくれる人がいるのが素晴らしいことだと知りなさいな。
ほう。ほう。ああ、ちょっとフクロウの真似してたのですよ。
物足りないのは、あなたがまだ欲深いからですって。今、電波を受信しましたよ。
まぁ、狂ってるぐらいでいいでしょう? 私から見たらあなたも含めて、みんな狂っておりますし。
この世界で不自由なく、過不足なく生きているのはこの私くらいですし。ま、ウソなんですけどね。
人肌の暖かさが私を焼いてしまうから。あなたを啜るのはもう辞めるって。そういう。話ですって?
どーして、どーしてわからないのか。わからないからわかりあえないってな、具合いでござんして。
どーして。こーして。人は死にますね。
さ、〇吊りピエロのお出ましです。
おわり
だから、嫌いなんだよ。妄想を具現化できる奴らの努力と才能が余りにも眩しくて。
真水啜ってろよ。俺は海水に溺れるから。
じゃあねって、別れたあとの、後悔の音が、私を包むのです。聞いたことありますか? わたしは、よく、聞きますよ。
うるさいんですよ。言葉が湧いてきて。あの時、言えなかった言葉が滅茶苦茶に暴れてくる。嫌いだ。嫌いです。
そこに倒れてるの、僕なんで。あの、踏まないでくださいね。一応、僕なんで。ああ、イス代わりはちょっと、よくないです。 ああ、そうなんです、足らないんですよ。なにがたりないのかわからないけど、欠けてる。欠けてるのって、やっぱりよかないんですよ。僕は嫌です。
まって、それでですね。答えは0なんです。足しても、引いても、掛けても、割っても0なんです。不思議でしょう?
完璧な式はない。そのとおりだと思います。もしくは僕の思い違いか、計算間違いか。 親切が、怖いってわかりますか? 人って、やっぱり、ヌルくて、キライなんです。ほっといて。
待って。ごめんなさい。嘘です。ほって
おかないでください。暗闇はゴメンなんです。
夏の音がしますよ。綺麗ですね。
人が溶けた波の音。うん。やっぱり舐めると少し、
後悔の味がします。
あなたも、そう思いませんか?
簡単にあの世に行けるとか、思わないほうがいいですよ。そっちのほうが、お気楽でいいですから……
他人なんて、皆宇宙人だと思う位で生きないと
それじゃ、僕は一人じゃないですか?
……あなたも、私から見れば他の有象無象と同じだから一人じゃないよ
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