5-3.ふつうの人のエキセントリック
5ー3.そりゃあ、おまえ、重症だなあ
5-4とあわせ、ジェイデンのおちいりつつある苦境を説明する回。前回の解説で書きましたが、ジェイデンはもっとピンチを味わわせたほうがいいですね。
父王からの突然の帰還命令に困惑するジェイデン。スーリのことが見えない心の虫歯となってw、ここを離れる決心がつかずにいます。
意図を探ろうと兄ジョスランの部屋へ。筋トレしたり、養命酒みたいなワインを飲んだり、健康に気を使っているお兄さまです。こういう人って、病弱だけど妙にしぶとく長生きしたりしませんか? 一病息災というか。ジョスランはそういうタイプです。
ふつうの人がふつうのことをやっているだけでエキセントリックに見える、というスタイルのギャグが好きで、これもそんな感じですね。前回の「髪と目と指」も、文章や絵にしたらビビりますが、本人の意図を知ればそんなにおかしなものではありません。スーリを尋問するためにわざわざそんなもの準備したの?と思うと、ちょっと怖いですけど。でもたぶん、そういうジョークグッズをたまたま持ってたんだろうと思います。それはそれで、やっぱり怖いですけど。兄……。
スーリの前ではサイコパスじみていたジョスランですが、弟と会話をしてるときには年齢相応のふつうのお兄ちゃんって感じですね。自分勝手だったり思いつきで行動して周囲をびびらせる王太子殿下ですが、兄弟仲は意外と良好です。あいだにはさまる次男くんことキリアン殿下は今回未登場ですが、いずれ出したいな~。彼のみ既婚です。
後半、やや複雑な話なので、わけてます。
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