第二章の登場人物紹介

【登場人物】

キャロル(キャロライン) 

20歳。旅の踊り子、座長。

命の価値が希薄な街(盗賊都市ロアンヌ)で育ったため刹那的・享楽的な考えの持ち主だったが、レビン達と出会い、旅の一座【風の音に舞う乙女シルフェ】を組むことにより大切な場所と仲間が出来た。

ミリエル格闘術の使い手や女盗賊【白銀ラプラタ】としての顔も持ち、風と音の精霊魔法を使うことも出来る。

大人になったが、お金が大好きなのは変わらない。


レビン・オルシエール・ヴァーデンベルグ 

18歳。元貴族、現演奏家。

ガルギア連邦の鉄都オルシエール公国を治めるオルシエール家嫡男だったが、実父の公爵により国を追放される。暗殺者の追手から逃れるため、キャロルの一座で演奏家になる。

優しく穏やかな性格は変わらないが、クロード達の鍛錬で心身ともに成長し、立派な剣士となった。


クロード・フォンテーヌ

39歳。傭兵、舞台長。

東の果てにある軍事国家エイセッス王国の出身。元エイセッス王国北部方面部隊長だったが、国を離れてイシュア王国まで流れてきた。別名・傭兵王。

大商人ルドルフからの依頼で、キャロルとレビンを見守る役目についていたが、いつの間にか一座の舞台長に就任させられた。

実直な性格だが、何故か若い娘に振り回される難点がある。


セッツ&ロス

ルドルフに雇われた傭兵コンビ。

低身長で筋肉質、強面なのがセッツ。高身長で細身、優男なのがロス。

セッツは剛腕・短気・浅薄だが、嘘は言わず子どもの面倒見が良い一面を持つ。人間離れした怪力が自慢。

ロスは表向き穏やかで思慮深いが、その正体はルドルフに雇われたレビンの護衛兼暗殺者。首狩の異名を持つ。謎が多い人物。


ヌル 

15歳 曲芸・軽業師

山岳地帯に住む馬賊出身の少女。

幼い身を襲った絶望の底で赤い霧に心を奪われ、殺人鬼と化していた。だがキャロルに救われ一座に身を寄せる事になる。日々、仲間達から様々なものを吸収し成長している。

傷跡の残る片目には眼帯を装着した。


歌姫アリア 

イシュア国内を廻る神出鬼没の歌姫。

その美貌と美声で多くの人を魅了する。

イシュア王国の城内で開かれる御前試合の前夜祭にゲストとして呼ばれていたが行方不明に。


ヤスイ・ホーン 

剣士。

止水一刀流師範代。

イシュア国内でも一二を争う剣術の流派で、御前試合の優勝候補筆頭。


エリカ・ブランカ 

拳闘士。

神明流師範代の女性。

体内に満ちる生命力を魔力に変えて戦う無手の流派。武術の特性上、女性が多い流派。

同じく無手のミリエル格闘術を意識している。


ぺぺ・イシュア・アルテス

23歳。イシュア王国の第三王子。

どうにかしてアリアを妻に迎えようと画策している。


ルドルフ

イシュア王国サンタローサの街を地盤とする大商人。キャロル達の一座を支援している。背後にガルギア連邦のモントルー公やオルシエール公爵夫人がいる。

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風の音に舞う乙女 ~エイジニア幻想記・異聞~ かざみ まゆみ @srveleta

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