第7話
「ライルったら、まだ泣いてるの?」
「悪いか?ただ涙が止まらないんだよ・・・」
ライルの涙を見ていると私まで泣けてきた。
「そんなマリンこそ泣いてるじゃないか」
「こっこれはライルが泣いてるせいなんだから」
「なぁマリン・・・マリンを抱きしめてもいいか?それとも俺じゃ嫌か?」
「どうしたの急に?嫌なわけないでしょ」
私はライルに強く抱きしめられた。
2人で涙を流しながら抱きしめ合った・・・。
「ありがとうマリン」と言ってライルは私から離れて行く。
離れようとした時私の涙がライルの羽根に1粒ついた・・・。
「あっ!ごめんライルの羽根に私の涙がついちゃった」
「ああ、それくらい何ともない」
その時
「ライル愛してるよ」「ライルずっと愛してるわ」と男女の声がした。
もしかしてこの声は、ライルのお父さんお母さん?
そしてライルの身体が光出した・・・。
眩しい・・・。
なにが起こったの?
そして光が消えて行った・・・。
そして私はライルを見た。
目の前にいたのは羽根が真っ白で綺麗な天使になったライルの姿だった・・・。
「ライル見て・・・ライル綺麗な天使になってる」
そして鏡を見たライル。
「嘘だろ?なんで俺が天使に・・・」
「ライルのお父さんお母さんがライルを天使にしてくれたんだと思うよ。さっき声が聞こえたから。ライルはお父さんお母さんにちゃんと愛されてたんだね」
「ああ、さっき父さんと母さんの声が聞こえた。俺も愛してるよ父さん母さん。そして俺を天使にしてくれてありがとう・・・」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます