義姉と義妹が僕を狙っている。
鈴柳飛
第1章 義姉と義妹
第1話 急な義姉妹
父と電話していた。
「明後日に、父さんの再婚相手の娘がそっちに来るらしいから、よろしくな。」
「は……??」
困惑している。何故かというと、この電話は、父の出張が長がびくことが決まり家に帰宅するのが予定よりも遅くなるという話だった。
そして、僕は知らない再婚話が始まったのだ。
冷静になり考えようとするが、無理だ。
先に教えてほしかったが、今となっては遅い話だ。
ピコンっと携帯の通知が鳴った。
すると、父が───
「この写真に写っているのがお前と生活してもらう娘だ。」
写真をみると。
3人の可愛い子が写っていた。
「うわぁーお」
僕は写真からの3人のオーラを浴びた。
そして、父が3人の説明の文を送ってきた。
「右から 高二の笹木 一葉
中三の笹木 二葉
同じく中三の笹木 三葉 だ。」
「美女すぎる……。」
すると父が「お前、家の中ってゴミだらけじゃないよな?」
「えーーと?」
案の定、周りを見渡すと、後ろにはポテチの
ゴミが落ちていて、キッチンのシンクには、洗ってない皿が山積みになっていた。
「ちゃんと片付けろよ。」
(図星で草っ!)
そして、しょうもない自分にピリオドをうつ。
「はい。」
と一言で電話を切る。
(``明日``やろうっと…)
この明日は絶対にダメだと思っていたのに…
※
ビービーと目覚まし時計が鳴るが───
僕は
そして時間は、どんどん過ぎていき。
「ふぅあーーー!」
大きいあくびをして、目が覚めた──
目の前の時計には、
「10時!?」
(あれ?目覚ましって六時半に設定したはずなのに!)
着替えたり、歯を磨いたり、寝癖を直したりしていると──
「11時半!?」
(まぁ、いっか!休日だし!)
ゆっくり、のんびり過ごしてると──
キーン コーン カーン コーン キーン コーン カーン コーンと、12時を知らせる鐘が鳴った。
お昼ご飯を食べていると、眠くなったのでそのまま寝てしまった。
「ふぅあーーー!」
時計を見ると──
「16時!?」
(やばっ!?片付けなきゃ!!)
そして、片付け始めた。
終わったのは、18時を回っていた。
ぐぅーー!とお腹が音を立てた。
夜ご飯を食べる。
そして、眠くなったのでそのまま寝る。
起きると深夜の2時だ。
スマホに通知が溜まっていたので、一つ一つ見ていると。
父さんからの通知があった。
内容は『 明日の午前中には、三人はつくら
しいから、ちゃんと片付けてろよ。』だった。
そして、目覚ましを6時半に設定し、寝る。
ビービーとアラームが鳴った。
「ふぅあーーー!って起きれた。」
時計を確認すると6時半だ。
(今日は、いい日になりそうだ!)
着替えて、ちゃんと服を仕舞う。
朝ごはんを食べ、皿を洗う。
そして、昨日は、風呂に入っていなかったことを思いだし。
すぐに、風呂に入った。
風呂から出てもまだ8時だ。
(昨日だったら、まだ起きてないのに!)
ピコンッ と一件の通知がきた。
笹木一葉と書かれていた。
『勝手に追加してごめんなさい!私たちは、9時半くらいには、着けると思います!』と書かれていた。
僕はもう、準備は全て完了していたので
『承知しました!気を付けて来てください!なにかあったら連絡ください。』
と返信した。
するとすぐに、『ありがとうございます!』と返ってきた。
そして、予定の9時半になった。
ピンポーンとインターフォンが鳴ったのでドアを開ける。
「今日からよろしくお願いします!」と元気に一葉が。
「よろしくです!」と照れながら二葉が。
「よろしく。」と小さい声で三葉が。
「あぁ。よろしくな!」
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誤字脱字等ありましたら、ご報告してもらえると幸いです。
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