第5話
先生には何も伝わらないんだね・・・。
私は嘘なんてついてないのに、先生は有紗を疑いもしないんだ・・・。
もう先生には何も言わないよ・・・。
「先生・・・私の言ってる事、嘘だと思ってるんですよね?」
「華井さん?」
「私の味方は誰もいないんだ・・・もういいです・・・」
「華井さん急にどうしたの?待って!!」
そして私は先生から逃げるように家に帰った・・・。
私には誰も信じられる人がいない・・・。
怖いよ・・・誰か助けて・・・。
お母さんに言おうとしたけど心配かけたくなくて、学校でいじめられてると言えなかった・・・。
それから日は経ち6年になった・・・。
5年6年とクラス替えは無い為まったく同じ顔ぶれ。
「歌織、あんたよく学校来れるよね?みんな歌織の事嫌いなのにさ。ねぇ歌織死んじゃえば?w」
「本当だよ。あんたなんて生きてる価値ないしw」
何で私が死ななきゃいけないのよ!!
あんた達頭おかしいんじゃない?
その日から学校行く度にクラスのみんなから私は死ねと言われ続けた・・・。
私ってそんなに生きてる価値の無い人間なのかな?
みんなに死ねって言われるほどに・・・?
私は生きてちゃいけないのかな?
ねぇ・・・死んだら楽になれるの?
この地獄から抜け出せるのなら死のうかな・・・。
私・・・もう疲れちゃった・・・毎日生きることに・・・生きる希望もないし・・・。
死にたい・・・。
そして私は今日の放課後に死ぬことにした・・・。
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