第2話
それは、突然始まった・・・。
そう・・・突然に・・・。
一体何がきっかけで始まったのかさえ分からなかった。
私はいつものように学校に行き5年3組の教室へ入った。
私が教室に入ると、それまで
え?みんなどうしたの?
何かおかしいなと思いながら私は自分の席につく。
そして私の前の席にいる、親友のなっちゃんに話しかけた。
「なっちゃんおはよう。それより・・・なんかあったの?」
「
「夏美!!わかってるわよね?」とクラスで人気のある
その言葉に、なっちゃんは怯えているみたいだった・・・。
「歌織ちゃん私・・・ごめんね・・・」と涙を流しながら私から逃げるように山田さんのもとへ行った。
なっちゃん?なに?一体何がおこってるの?
私山田さんや、なっちゃんに何かした?
ううん。なにもしてない・・・じゃあなぜ?
そしてその日から私はクラス全員から無視され続けた・・・。
つらく長い、いじめの始まりだった・・・。
仲の良かった子も私から次々と離れて行き、私は一人ぼっちになった・・・。
なんで?私何もしてないのに、みんなに無視されなきゃいけないの?
私が、みんなに何をしたって言うの?
なっちゃんも、私から離れて行くなんて・・・私達親友じゃなかったの?
私だけがそう思ってただけなのかな?
ねぇ教えてよ、なっちゃん・・・。
泣きたくなんてないのに次から次へと涙が溢れてきて止まらない・・・。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます