第11話 なぜ、ヤングケアラーが生まれたのか?わかっていますか?「ヤングケアラーは、制度の弱さ、公的な不備が生んでしまった矛盾だ!」

 制度は、実際に、使えているのかな?

 介護休業を知っている人も行使した人も、まだまだ、少ないんじゃないか。

 要するに、制度は作られても、皆が、それがあることすら知っているわけではないんだよねと、いうこと。

 「介護保険なら、知っている。知っているだけ」

 これが、現実。

 介護保険は、サービスを使う人本人を中心にして考えられた制度にすぎなかったという弱点があった。

 利用者を取り巻く環境作りが、おろそかになりやすい。まわりの環境に合わせたやり方作りが、必要だ。

 企業によって、対応が分かれる。

 充分にケアマネージャーを育成し、社内相談室なども設けて、通いや、会社への宿泊もできるようにし、負担軽減に、取り組みたいよね。

 この、子ども食堂、マキハタヤマハナのボランティア活動ではないけれど、早く、相談体制を充実させてあげたい!

 「ヤングケアラーは、公的な不備が生んでしまった矛盾なんじゃないの?」

 不満が出るのも、当然?

 介護サービスの利用者負担については、一定所得以上の負担率が、定期的に、見直されるようになった。

 特別養護老人ホームへの入所には制限がかけられ、原則は、要介護度3以上の人だけが、入れるようになった。

 改革は、尊いんだけど…。

 入所制限の改革で、利用限度のためらいが生まれると、怖い。ホームに入れなかった人たちが、溢れてしまう。

 「入所が、できない…」

 「家族に、やらせるしかないか…」

 これが、ヤングケアラーを生む。

 公的な仕組みの責任は、重い。

 介護サービスが使いにくいと感じられてしまえば、まわりの負担は、増える一方。誰かが、仕事や学業を中断し、介護生活をしなければならなくなっていく。

 ほら…。また、ヤングケアラーの再生だ。

 「介護離職ゼロを、目指す?」

 じゃあ、政府、国会議員などが、具体的に動いてやってみろって、いうんだ!

 今一度、言う。

 国よ、よく聞け!

 ポケーっとしているんじゃないよ!

 「ヤングケアラーは、公的な不備が生んでしまった矛盾だ!」

 ハナに、悩みを打ち明けて、救いが生まれた子が出た。

 何と、学校に戻れるようになった子が、出たのだ。

 良かったね!





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