ナエ①弱い立場の女性相談「コロナ禍のバカ！」…SNSでつながりたい自撮りは、危険！?友達と修学旅行を楽しみたいからって、あんなことしてほしくないから！

第1話 私たち、ちゃんと、生きたいのに！フリーター、ニート…。弱い立場の女性の悲しさを、知っていこうよ。

　コロナ禍は、もう、いやだ。

　弱い立場の女性は、泣いているから。

　ナエも、そうだった。

　「苦しんでいる人たちを、救ってあげたい。でも、今の私には、その余裕もない。くやしい。ヤングケアラーっていう人たちと、同じくらいに」

　20 00年代前半、フリーターとか、ニートといった言葉が、TV番組でも雑誌でも、何度となく、使われはじめた。

　バブルのじゃまおじさんやじゃまおばさんたちは、若い世代を、批判ばかり。

　「それは、自己責任だろう？」

　「そうよ」

　「若者が、悪い」

　「そうよ」

　「真面目に働かないから、そうなるんだ」

　「そうよ、そうよ」

　わかってないよ。

　「今どきの若い奴らは、夜中までガンガン働かず、すぐに、帰宅する。社会を、なめているのか？」

　でもそれ、違うから！

　「君たち非正規組は、仕事が終わったんだから、早く、帰りなさい」

　そう、言われていただけじゃないか！

　「君らは、非正規だろう？早く帰らないと、クビだよ？」

　そう言ったのは、誰？

　働かないんじゃない！

　働けないんだよう！

　当時は、大学を出たって、大学院を出たって、海外の大学を出たって、ほぼほぼ、アルバイトやパートで社会人スタート。

　「君たちは、正社員じゃない」

　「我々とは、身分が違うんだ」

　「今どきの若い奴らは、やる気がない」

　「女性は、わきまえなさい！」

　女性は、どう思う？

　性差別のつもりじゃなく、言うけれど…。

　女性は、男性よりも、もっと、苦しめられているかもしれない。

　今のコロナ禍では、労働環境が、どんどん、悪くなった。そのあおりを受けているのが、ほぼほぼ、女性。

　それから、有期雇用の労働者に、外国人労働者たち。

　ちなみに…。

　今、有期雇用の労働者といった。

　それって、非正規労働者のこと。

　「じゃあ、非正規っていえば、良いんじゃない？」

　そう思った、あなた？

　甘いかもよ？

　たしかに、ちょっと前までは、非正規と言われた。

　でも、こんな声が上がったんだよね。

　「非正規の言い方って、良くないんじゃないの？あなたは、正規の人じゃない、正しい人間じゃありませんよって、言われている感じ。何か、いや」

　悩みの中。

　ちゃんと、生きたい。