第11話 身代わり 小さな女の子

「何だろう 変な感じ あの女の子 何処かで逢った気もするし・・」

「まあ、いいかアニメ限定ジュースも手に入れた!セールで沢山の食材も手にした」


ほくほくの笑顔で 鼻歌を歌いながら 

私は いつもの階段の道に

階段を降りだすと足が滑り「きゃああ!」


小さな手が私に触れて、それだけで私の動きが止まって代わりに

先程の女の子が階段から落ちてゆき 

大きな音をたて女の子が動かなくなって倒れてしまって 身動き一つしない


「ああ!」私は悲鳴を上げて 駆けだそうとして また、足を滑らす


誰かの声が・・それは悲鳴「そ、そんな」「せっかくの身代わりが・・」

「私が行きます!」周りで声が騒いでいた

女性の手が伸びて だけど その手を掴み損ねて


「あ!」

女性の顔や姿は家にある仏像の姿に一瞬、重なる 

だけど彼女はよろけて そのままコケてしまって 

その手、腕が簡単に砕けて・・まるで瀬戸物のようだった




22,1,11

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