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  • 死計への応援コメント

    考察系小説募集企画にご参加いただき、ありがとうございました。

    囚人、とありますと、真っ先に何らかの罪を起こした人を思い出しますが、この話の中では、彼らの罪に対して言及はない。
    ならば彼らは、「時間に囚われた人々」ということなのだろうか、とそんなことを思いました。

    時間というものは、意識すると大抵辛くなるものです。
    足りないのも、膨大にあるのも耐えられない。
    死ねばその苦しみから逃れられますが……生まれたときより与えられたそれを、自ら手放すことの不甲斐なさを虚しさと捉えられるような気がします。

    苦しみをあえて見つめることにした主人公は、その最期に何を求めていたのか。
    その心情もまた、あれこれと考えさせられてしまいます。

    実に考察し甲斐のある短編でした。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    私自身は考察が少々苦手なため、とても興味深くコメントを読ませて頂きました。考察系小説と銘打っているので作者の意図などは言及しないことに致しますが。
    奥深い解釈をしてくださりありがとうございました。