孤独前線終われど戦争は終わらない
10万行の言い訳と
20万文字の恨み言を以て
ようやく迎えた孤独前線からの撤退と
卑屈な自分自身との決別
だがそれでも叫ぶ事は終わらない
僕が晴れ晴れとした表情の裏では
「死にてえ」と泣き叫ぶ誰かの声と
どこか埋まらない空虚を持ち合わせた誰かがいる
僕はそいつらを見捨てる気は無い
全てを抱えきれるほどの人間性はないが
弱者に立ってた故知る世の窮屈さを
今でもこうして弾丸のように撃ち続けている
365日のうちの1日も知らない誰かが
平気な顔して今日も誰かを罵る
だが忘れてくれるな
例え出来損ないの欠陥品としても君は君なのだ
誰かに罵倒されてボロボロになっているなら
誰かを殺したくて仕方ないその恨みを
どうか捨てないでどこかに置いといてくれないか
そいつはいつか誰かを救う優しさになるから
君が誰かに傷つけられたなら
誰かを傷つける人のなって欲しくはない
むしろ他の誰かに傷つけられた誰かを
どうかそんな君の手で癒してはくれないか
今君が暗闇の中にいて誰もいないかもしれない
だがいつかそんな暗闇を叩く誰かがやってくる
その誰かの暗闇を明るく照らせるのは
最低を知っている君にしか成しえない
これは全て綺麗事だ
僕の言葉を信じられないかもしれない
だが忘れるな
まだどこかで孤独と戦っている奴の言葉なのだ
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