【完結】③ 天界より落ちた少女の髪は真白く、恩寵の衣を纏って、中華大陸をさまよう(再び慶央篇)

明千香

白麗シリーズ ①と②の粗筋

①の粗筋


 荘興そう・こうは若いころに、天界から落ちて中華大陸を彷徨う真白い髪の少女の噂を聞く。その日から30年経ち、50歳になった彼は探し求めていた不老不死の少女と出会う。荘興そう・こうから白麗はくれいと名づけられた少女は、いろいろな人と関わりながら、慶央けいおうの街でしばし平穏な日々を過ごした。


 荘興の次男・荘英卓そう・えいたくが重傷を負って、長い放浪から慶央に戻って来た。その傷の治療にあたった白麗と英卓の間に、不思議な関係が生まれる。

 荘家のお家騒動の後、荘興は英卓と白麗を都・安陽へと送り出す。

 それは彼にとって三十年かけて探し求め、屋敷に二年住まわせた<白い髪の少女>との別れでもあった。

 



②の粗筋


 青陵国せいりょうこくの都・安陽あんようで暮らし始めた荘英卓そう・えいたく白麗はくれいだが、悪党集団・黒イタチに白麗は誘拐されてしまう。無事に白麗は救出されるが、救出に関わったものたちは、今度は宮中の権力闘争に巻き込まれてしまった。


 安陽の宮中では宰相・袁開元えん・かいげんと正妃に仕える謎の老女・亜月あづきが、次の天子の座を巡って陰謀の限りを尽くしていた。禁軍の将軍・承宇項しょう・うこうと荘英卓そして白麗は、薬種問屋の隠居・沈明宥ちん・めいゆうや女装の戯作者・峰貴文ほう・きぶんたちと力を合わせて、彼らに戦いを挑む。

 


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