非現実を夢見る日常

@yayoi-notreal

第1話


カチャ。

家に帰り、缶ビールを開けながら、今日の1日を降り返る。


入社して4年目。

もうすぐ4年目が終わる、そんな12月。


入社時は15人ほどいた同期も気付けば6人に。

同じ営業部に配属された5人もいつのまにか2人に。


辞めて行く人を今後どうするんだろう、あの能力で、と蔑みながら、辞める決断力に羨ましさをひた隠しにする事で自分のプライドを保ってる。


こんなこと思ってるなんて、誰も知らない。

誰にも言えない、最低なわたし。


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