神々の日常

柊 十界

第1話 神々に光を!

この世界は、「天界」、「下界」、「十界」

の三つに分けられている。神々は、天界と十界に基本暮らしているが、たまに下界におり、観光など、様々な事を行なっている。

そんな世界での天界のお話でございます。



ー天界最高神殿ー

「最高神様!近年、下界の人々からの信仰が無くなってきています!以下がなさるのですか!!!!」

「信仰だけではなく、環境汚染しかも、無理な開発など様々な自然に対する冒涜が増えています!」

そんな、神々からの問題が右から左へと抜ける。一年に一度下界について話し合う「世界神判」があるのだが、話し合う日より前から問題が来て、以上に増えている。事務処理が面倒臭い…。天使たちに任せるしかないか。しかし…下界もそうだが、神々もつまらなくなったものだなぁ。己では、行動を始めず、他人に行動の初めを押し付ける。下界の者共と変わらん。そんな思いも伝わらず文句が飛び交う。かれこれ問題を聞き続けて、もう2時間経つ。

だが、これ以上長引くと後々に支障がでる。

そう思いながら、歳をとり重くなった腰をあげる。

「静まれ!!!!!!」

覇気のある声で神殿内に響くほど呼びかける。神殿にいる神々、天使などが一瞬にしてこおべを垂れる。

「神々よ!問題は、一年に1回話し合う場がある!問題は各神でまとめ私の所を持ってきたまえ!それが出来ないのならば、今すぐこの地から去れ!」

言葉を並び終え、再び重い腰を玉座へ下ろす。それと同じくして、神々、天使達がそれぞれの仕事に戻る。

「はぁ…」

わざわざ呼び掛けぬとわからねのか。アホらしい。己の事を解決出来ない神なぞ、神ではない。どうしてこんなにも情けなくなったか。そう思いながら、今日も天界、下界、十界全てを監視する。






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