エグス家陣
「ここが外の世界か…」
いっぱい眠れそうだ
初めてってのも、あるかもしれないけど。空気が美味しい、ベットも魔法で何とかなる
護衛も可愛いファフがいる。
「これで眠らないほうが可笑しい。こんなに天気が良いのだから」
だから、まずは寝よう
寝て、ギルドに行こう
一歩その頃、エグス家では
sideログナス
「い、いかん。ミーナが私の大切な娘がーー」
ど、どどどどう言う事だ
家出なのか?聞いたことがある。ミーナくらいの年頃になると、親。特に父親に対して冷たくなると
う、嘘だーーミーナに限ってそんな、そんな事はない。
だって昨日まであんなに素直で可愛かったミーナが…
「ミーナ〜何してるんだ〜」
〈父様何勝手に娘の部屋に入って来ているのですか。もっと常識を学んでください〉と、ミーナは私に言葉に返事をしてくれた。それにこの前もそうだ
「ミーナ今日はパパと一緒に寝るかー」
〈何故ですか。嫌に決まってます〉
「ミーナ一緒に風呂でも入ろー」
〈来るな鬱陶しい〉
そう、ミーナは私の言葉に、毎回返事をしてくれるのだ。物凄く素直で可愛い
そんなミーナが反抗期なんてものは存在しない!!
ああ、そうか
「ミーナは私と…お父さんと一緒にいるのが恥ずかしいのか」
そうだよな、もうお年頃だ。素直に父親に甘えるのが恥ずかしいのだろう
うんうん分かるぞ、私もミナリアに甘えたいが。今では多少恥ずかしく、外では甘えていないからな…
だが、恥ずかしいと思えば負である。受け入れてこそ、真の甘えが存在するのだ。これをミーナに伝えなくては、よし!ミーナをさがそう
sideエミリア
あらあら、ミーナったら。とうとう旅立ちましたか…
薄々ですがそんな予感がしました。
覚悟はできていた筈なんですが、いざ旅立たれると少し寂しいですね。お別れの挨拶くらいはしたかったです。
ミーナ頑張って下さい。そしてたまに顔を見せに来てくださいね、そうしてくれれば私もログナスそしてナミも喜びますから
sideナミ
お姉ちゃんが家出!!なんでなんでなんで
なんで家出。うーお姉ちゃん会いたいよー
もう私お姉ちゃんがいないと生きていけない身体にされたのに。酷い
お姉ちゃん私の事嫌いになったの?
私はお姉ちゃんのこと大好きだよ。
それにファフちゃんもいない。ならファフちゃんもお姉ちゃんと一緒に家出?ファフちゃんは知ってたの?そうかファフちゃんは知ってて私に黙ってた。ファフちゃんの裏切り者!!
許さない。絶対お姉ちゃんを取り戻して見せる
お姉ちゃんに相応しいのは私だけだもん。他に誰もいらない、お姉ちゃんだってそうだよね。私さえいればそれでいいよね
sideミーナ
『ま…お…きて』
う、うーん誰かが私を起こそうとしている?久し振りに完全スリープモードに入ったからか、寝ていた時に何があったか余り覚えていないな
たしか…エグス家を出てから眠って…
あ!そうだよ
『だ、大丈夫ですか!』
私は盗賊?に襲われている。騎士を助けたんだった
「え、ええ。貴方は一体」
『あ、ヤバい。眠いか、も』
そこで意識を失ってしまった
ただまあ、今回の眠りは全然浅いので。意思疎通くらいはできるはずだ
「眠い…え、ちょ」
『ママ寝ちゃったなの。でも大丈夫なの、ママ寝ててもお話できるなの!すごいなの』
「あ、頭の中に直接…」
『今更なの?』
これには少し時間が遡る…
――――――――――――――――――――――
名前:ミーナ・フォーリ・エグス
年齢10歳 レベル1
生命力 100 魔力 1,000,000
攻撃力 5 魔法攻撃力 100,000
防御力 5 魔法防御力 5
素早さ 10 運 95
スキル
算術/我流武闘術(真・崩壊流)/鑑定/魔力調整
ユニークスキル
多重思考/神速思考/創造魔法
EXスキル
念話/自動反撃/破壊者
魔法
全属性/睡眠魔法(極)/精神支配(神)
称号
転生者/神の悩み/伯爵家長女/睡眠神の婚約者
神の落し子/賢者/神龍の主/神龍の親
創造者/新魔法術式/精神の加護/神童
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