深緑の森の風

人物紹介、及び用語集1

人物

　　ラニ　

　　　　　本名ラニ・ノイン（苗字持ちが少ないため、ラニで通している）

　　　　　７話時点まで12歳、その後すぐに13歳になった。

　　　　　父親も妹も大好き。もちろん母親も。甘党。

ニーニャ　

　　　　　本名ニーニャ・ノイン（初対面の人にはフルネームで挨拶する）

　　　　　ラニとは双子だが、対照的な性格をしている。怒ると怖い。

　　　　　父親が他家貴族との交流に消極的で、名代として出席していくうちに、今　　　

　　　　　では父親より顔が広くなってしまった。

エピーズ　

　　　　　本名エピーズ・V・ノイン（自己紹介をする事が少ない）31歳。

　　　　　元々は武家だったノイン家だが、平和すぎて没落気味だった家をその頭脳　

　　　　　で立て直した。その後、知恵者として名をはせていった。

　　　　　生まれたばかりのラニとニーニャとの、四人での肖像画をペンダントに入　　

　　　　　れて肌身離さず持っている。

用語

　　魔法

　　　　　術者の思念が空気中の魔力に干渉することにより、魔力自体が変質・効果　

　　　　　として発現する。そして時間経過（十秒ほど）で魔力だけが元に戻る。

　　　　　思念が強い程、魔法の効果も強力になるが、それには集中（リソース）が必要にな

　　　　　る。つまり、判断力の低下につながる諸刃の剣である。

　　　　　詠唱はその集中（リソース）を軽減させる効果がある。

　　属性

　　　　　風、火、水、土（岩）の4属性。操作、生成の2方法を掛けて、8種類の魔

　　　　　法が主流である。とはいえ、生成は集中（リソース）が多くなりがちで、持続性の問

　　　　　題もあり、好んで使う者は少ない。

　　魔力　

　　　　　思念によって形を変えること以外、不明。

　　　　　観測不能であり、由来も、なぜ存在するのかも、不明。

　　アーティファクト

　　　　　魔法の増幅・安定ができる道具。大きさは大小さまざま。

　　　　　各地に存在する旧時代の遺跡から出土する。

　　　　　輝石のように見えるが、破壊不可であり、こちらもまた、不明な存在。

　　　　　エピーズはそのまま持っているが、杖や剣の装飾などにすることが多い。

　　　　　貴族が所有することが多いが、民間でも富裕層などが所有している事があ

　　　　　る。が、国に許可なく所有する事は処罰の対象になる。

　　魔物

　　　　　殺戮存在。強さは一般的な兵士1～100人とバラつきがある。（黒糸の

　　　　　主の硬さは30人級、総合１０人級）

　　　　　姿は他の生物の模倣とされ、決まった姿がある訳ではないが、共通して黒　

　　　　　い体と紫の眼光を持つ。

　　　　　非常に狂暴。かつ呼吸、睡眠、食事を必要としない。人類の脅威。

　　　　　同族すらも攻撃の対象にする。

　　　　　人口の多い場所の近くでの発生が多い。

　　魔王・勇者

　　　　　作中で語られた以上の事は不明。

　　　　　800年前の破壊と、その月日がそうさせた。

　　セムド王国・リーンバックの森

　　　　　森のせいでほとんど鎖国状態。個人程度の交流があるのみ。

　　　　　なぜ森が外を拒むのかは不明。だがその抜け穴があるという噂もある。

　　　　　隣国は『中央大国（セントラル）』ハイザ王国などがある。

　　　　　ちなみに成人は15歳。

　　傭兵

　　　　　何でも屋。個人、町、村から依頼を受け、その報酬で生活する流浪の職。

　　　　　国家の管轄外の武力組織、及びその所有者に多額の税がかけられているた

　　　　　め、その法の穴を突くように現れた者達。（この国家安定法は多くの国が

　　　　　採用している）

　　　　　流浪であるため、税のしがらみに囚われない彼らは、人々を魔物の脅威か　

　　　　　ら守ってくれる身近な英雄であり、国を脅かす害虫である。

　　名前

　　　　　平民は家名が無く、孤児はそもそも自分の名前も無い事が多い。

　　　　　そのため誰かが付けた通り名や、モノからとって自分でつけたりする。

　　　　　リーンバックの森も、出来事からとって付けられた名である。