愛犬が虹の橋を渡って四十九日目…

2022年8月9日火曜日6時44分の朝です。


2022年8月9日火曜日6時44分の朝です。


今日も7時前にも関わらず、外の気温は30度になっています。8月に入ってから、自分自身が思っていた以上に精神的な負担が大きな仕事が続いたのか…。メンタル的にも身体的にも最悪な状態が続いています。


原因は余りにも酷暑な為で、充分な対策をしていても、外勤や商談は1時間以上は外に出る場合が多く、心の面も弱っている事もあるのだと思います。仕事での外出都度、熱中症になること8月に入って3度目。


動機や頭痛や吐き気と汗が止まらなくなくなります。正しく熱中症の模範的な症状…。昨日も何度か室外へ出てる機会があり、熱中症になってしまいました。


それでも、経口補水を飲みつつ、頭痛薬などで誤魔化しながら、昨晩0時過ぎるまでは横になってボーッとしてました。今日が愛犬だった「てちち」くんが虹の橋を渡って、四十九日目だったからです。

我が家から、愛猫「末蔵」くんも愛犬「てちち」くんも居なくなってしまって、四十九日目…。


仏教の感覚でいえば、人間でいうところの、死後での最後の審判が行われる日…。

良い飼い主であったなら、ワンコやニャンコは天国の入り口にある虹の橋のたもとで待っているという話ですが、もう先に渡ってしまったかも知れません。


人のせいにはしたくありませんが、あの子達に相応しい飼い主であったかと自分に問えば、NOだからです。3人の育児、介護、仕事など構う時間など皆無でした。身体がボロボロになるまで働き続け、父親の介護をし、最後は豪雨による被災を2度も受けてました。何故、自分ばかりこんな目にしか合わないんだろうと、何度もくる災難や不幸ごとを恨みました。


最終的には「末蔵」くんが虹の橋を渡ったあとは鬱病になり…。未だ毎日、鬱病の波に飲まれる日々です。「てちち」くんが虹の橋を渡ったのが、最後の止め…。心の器が粉々になったと感じた日…。

失ったものはもう帰ってきません。鬱病になって、過労死寸前で直ぐに隔離入院との言われた程の仕事量と代表者としての多大な責任、鬱病を機に過去を振り返り失って結果的に良かったものが大多数でしたが、同じくらい大切な人に対する信頼や愛情、愛犬や愛猫までも失ってしまいました…。


これも運命だったんでしょうか…。唐突に愛犬と愛猫の死期を感じていたのかも知れません。

昨年末、鬱病と診断される前に、この長い時を過ごしたこの子達を自分で書いた物語に登場させたいと、唐突に思うようになり、「末蔵」くんが虹の橋を渡る前に「末美(正体は女神という設定だったことと、末蔵くんの姉妹猫で保護して直ぐに虹の橋に渡ってしまった子につけていて、本来なら先天性の疾患があり、この子はウチで最後まで引き取ろうと思っていたニャンコ)」という名前で、物語に登場させました。


「てちち」くんは、もともとアステカマヤ文明で「聖なる犬」という意味を持つ、チワワの先祖犬がいたので、それをそのまま…つけていた事もあり…、正体は有名な犬神様と猫神様という設定に登場。


活躍させる場面を書いた日…12月25日のクリスマスの日に「末蔵」くんは、サンタさんと一緒に虹の橋へ…。


てちちくんは今日から49日前の深夜1時30分頃に小さな声で「ワン」と吠えて、翌朝には身体が冷たくなっていて、同じく虹の橋へ…。その日、「末蔵」くんが物語で大活躍を書きおえた時と同じように、「てちち」くんのラフ画が出来て、「間に合った」と思った矢先の出来事でした。ラフ画が子犬の時とソックリだったんです。


「末蔵」くん改め「末美」のボイスドラマの配役は既に決まっていました。ただ、「末美」こと女神バステト神の声の相方になる「てちち」ことショロトル神の声の方は決めかねていました。

イメージは湧いていたのですが、探すのは難しい程のハードルを自分でかけていました。

「末美」役の方は実力、実績もあり、民放テレビでレギュラー番組を持つほどの現役のベテランの声優さんです(ボランティアでして下さることに)。この「末美」の相方である「てちち」…。


余程の人物で、鬱である私でも、この人ならと…信用できると思う人でないと…それが本心でした…。先ず、見つからないだろうと、かなり個性的な少年ボイス(緒方恵美さんをイメージしたからです)。

少年ボイスを専門している方は、先ず、なかなかいません。

男性でもない女性でもない中性的な声。アニメなどでも、そのジャンルを確立した声優さんは少なく、有名で個性派な方しかいません。思いつくだけでも野沢雅子さん、田中真弓さん、松本梨香さん、緒方恵美さん、少年~青年声を出せる方で思い当たる方はその4名ぐらい…。※少年役の方はいらっしゃるのですが、少年から青年(でも、男性声ではない)という微妙な音域な声を出せる方は(汗)


オンリーワンなジャンルです。ですが、わざわざ、女性の方なら特に、その方向に進もうと思う方は余りいらっしゃらないと思います。何かモヤモヤした感じのまま…。


そんな時、かなりお世話になっている声優さんの方がPR動画を出す事になり、いつもはお姉さんイメージの声しかイメージがなかったのですが、試しで出されたのか戯れで出されていたのか分からないのですが、少年~青年のサンプルボイスでセリフを言われていました…。


最初は、「エッ?」から、まさか…と確認の為、何度も聞いても「あ……」。それが、次第に苦笑いになり…。探していたものが、結局、凄く近くにあったというオチで終わりました。「幸せの青い鳥」や「オズの魔法使い」の物語と同じです。


「ずっと探しているものは、実は物語の最初から側にいる。」それに気づく為に旅をして、最後の最後に気付く…。そんな、心境になった瞬間でした。


いや…本当は元から気付いていたのかも知れません。でも、それはまた別のお話…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る