第7章 白樺 嶺亜《れいあ》
第1話『マインクラフト』ってゲームをやってたら、いきなり緑色の変な奴が近付いて来て、爆発して殺された(泣)
『白樺
「『やすり』さん……
狭間さんも一礼し「すみません。 ……実は『
……白樺先輩は僕の方を向き、両手を僕の頭に乗せ、
……え? このタイミングで……僕……生まれて初めて『告白』されちゃった……!?
少し離れた場所からこちらを見ていた狭間さんが白樺先輩に深く頭を下げた。
……狭間さんも目を真っ赤にして、袖で涙をそっと拭いていた……。
『キューン! キューン!』……と突然サイレンのような大きな音がした。
それは、ナメくんの帽子からだった。 ナメくん帽子のボンボリの部分がスピーカーのような形になって音が鳴り響いていたのだ。
白樺先輩は、僕の頭から手を離し、教室のあちらこちらから、手当り次第に物を集め始めた。
机や椅子が、白樺先輩の華麗な動きに合わせて、形を変えながら組み上がり、気付くと映画で観たことがある『銃座』のような物が構築された! ……椅子の背もたれの部分が銃の持ち手となり、引き伸ばされた机の脚の部分が円形に組み合わされ、机の両脇に取り付けられ、双発の『ガトリング砲』になっていた!
……ふと狭間さんに目を向けると、光る『バリケード』に囲まれていた。 そこから顔を半分だけ出して、眼鏡の縁に指を当てて見回し、何かを必死で探しているようだった。
白樺先輩が……「
……僕がモジモジしていると、白樺先輩は僕の手を無理やり掴み、僕の小指を引っ張り出して『指切りげんまん』をしてくれた。 ……そして、僕を抱くようにして『銃座』に一緒に入った。
……白樺先輩が「……
「『
……ん? 何か居る? ……何も視えないけど……。
「『
「
「リフテ、リフテ、ズゥオーマ、ロフテ、エンマ、エンマ…………」
……! 狭間さんが変な呪文? を唱え始めた!?
な? 何が始まったの!?
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