第5話 有馬→日経は、フォワ→凱旋門なのだ!
前章は、筆者自身が新年初の大的中🎯した「愛知杯」を紹介したくて、「競馬は歴史のリピーター」にこじつけ、筆を取った次第である。
やはり、ステラヴェローチェが走った日曜日の日経新春杯を書かなければ、この小説のコンセプトが損なわれるので、間隔詰めて、新章を連載する。
2022.1.16.中京競馬場11レース2200m古馬ハンデ戦
ステラヴェローチェはダントツの一番人気に推された。
スタート直前のオッズは、「1.8」倍
年明け早々のG2
G1級は暮れの有馬に出走して、殆どが放牧中
ここに、有馬4着のステラヴェローチェが登場。
前にも書いたが、凱旋門を狙うステラヴェローチェ、有馬4着如きで残念な馬になってはならぬと、陣営も新年早々、気合いが漲ってる。
鞍上も有馬同様、ミルコ・デムーロ!
ミルコは最終調教にも跨る気合振り!
結果、2着…
同じ4歳馬、ステラよりダービー降着のヨーホーレイクに抜け出され、追いつけず…
ここでは、勝って欲しかった?
私はそうは思わない!
現にステラヴェローチェの馬券も買わなかった。
勝てるはずがないのだ。
有馬記念、G1激走から中2週の超ハードスケジュール
それもハンデ戦で最重量の57k
勝馬のヨーホーレイクは2k軽い55kだ。
更にだ。
距離も2200mと短い。
何度も言うようにステラヴェローチェのベスト距離は2400mだ。
勝馬ヨーホーレイクは、ダービーからの長期休養明け、脚質的にも瞬発力に秀でたディープインパクト産駒、中京2200の中途半端な長い直線がよく合う脚質だ。
ステラヴェローチェは「バゴ」なのだ。
バゴ産駒、重賞勝ち13勝のうち、中京は2頭のみ。その2頭の1頭が昨年の秋の神戸新聞杯の勝馬、ステラヴェローチェ自身なのだ。バゴ産駒では、中京は走らない…
こんな条件での2着
私は、負けて強しと感じ入った。
前途洋々と感じた。
最重量斤量、そして中2週のタイトなローテーション
これが、今年の10月に必ず活きる!
何故ならば、凱旋門賞における牡馬古馬は斤量59.5kを背負うことになる。
最重量斤量でのハンデ戦は、斤量過多を苦にしない良いトレーニングになった!
加えて、この中2週のローテーション
これにも意味がある。
凱旋門賞の前哨戦にフォワ賞というG2レースがある。
このフォワ賞は凱旋門賞と同じロンシャン競馬場2400m
それも凱旋門賞の中2週前のレースだ。
何とこのフォワ賞の勝馬の凱旋門賞での成績が抜群に良いのだ!
フォワ賞に馬券となった馬が挙って凱旋門の勝馬になっているのだ。
日本馬の一流はフォワ賞を避け、凱旋門賞に直行する。
海外検疫等の負担からギリギリまで日本で調教して凱旋門に臨む。
だから勝てない!
凱旋門を勝つには、フォワに勝って、この中2週のハードローテーションをクリアしなければならないのだ!
有馬後の日経、G1→G2と格順こそ違えど、フォワ→凱旋門のトレーニングには申し分なかった!
ステラヴェローチェ
後は春の天皇賞まで、ゆっくり休んでくれ!
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