Re‣4人目 ドクターキューピット
この話は個人的に一番を争うほど好きな回なんですよねぇ…でもやっぱり抜けてる感じがするので深夜1時近くにASMR聴きながらゆっくりじっくり書いていきたいと思います。
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「げほっげほっ…んー…マジで風邪ひいたなぁ…」
重い身体を上げて布団から出るとジャケットを着る…時計を見ると1という文字を指しておりベランダを見ると真っ暗だった。
「げほっ…あぁ…病院行かないと…でもこの時間病院やってねえしな…」
とりあえず近くに置いてあったスマホでここの近くにある病院や診療所を調べてみることにした…まぁ無理なんだろうな…
そう思いつつ適当に調べていくとなんとまだやっている診療所を見つけた…そこは結構近くて歩いて4~5分くらいのところだった。
「ま、マジか…今の時間もやっているところがあんの?…すげえな…」
とりあえずいろいろと持っていくものを確認してカバンに詰め込んだ後、家をあとにした。
「…くっそさみい…」
とりあえず近くにある自販機で自分用のコーヒーと診療所にいる先生用のコンポタを買って診療所に行く。
…
……
………
「こ、ここか…」
まぁ案の定あんまり時間をかけないでその診療所に着いた。
そこはまぁ俺の家の大きさとあんまり変わらないような感じで…大丈夫なの?とは少し思ったけど物は試しだし早く風治したいし入ろう…
…別に市販の薬買ってもいいんだけど前それで自分の体と合わないもの買っちゃってつらかったからこういう風でも病院とかに行くことにした。
中に入るとめちゃくちゃかわいい女性がこっちを見ていた。
「こんばんは…そのソファーにお座りください。」
「あ、はい…」
とりあえず近くにあったソファーに腰を掛けた後に辺りを見た。
(やっぱり人いないなぁ…なんかなぁ…)
そう思いながらも風邪で半分ボケてる頭をシャキッとさせながら呼ばれるのを待つ。
「大丈夫ですか?…風邪ですか?」
さっきの女性がナース服に着替えてこっちにやってきた。
「たぶんそうですね…身体がだるくて熱もそこそこあってって感じです…すみませんアバウトで…」
さっき熱測ってから来たんだけど忘れちゃった…
「大丈夫ですよ…はい…じゃあこれをわきに挟んでください。」
とりあえずもらった体温計をわきに挟んでぼけえとソファーを眺めていた。
ピピピピッピピピピッ
「んあっ…あぁ37度9分ですね」
うわぁ…高えな…
「そうですか…じゃあとりあえずお薬出しますね…」
そうしてお薬をくれた…これっていいんだっけ?
「あ、ありがとうございます。」
まぁとりあえずお薬をカバンにしまって…あっそうだ
「あ、あの…これ…こんなものであれなんですが…これでも…」
さっき買ったコンポタ…あちゃーぬるくなっちゃった…まぁとりあえず渡した。
「え…あ、あの…」
「いいんです…こんな時間に本当に助かりました…無理せずに頑張ってください」
そういってお金だけ払って診療所を後にした。
♦♦♦
「…なんだろう…この胸のざわめきは…」
診療所に彼女の言葉がぽつーんと響き渡った。
♦♦♦
…
……
………
あれから1週間…
まぁ結果論はすぐに治ったんだけど…だけどさ…俺また風邪ひいちゃった…
なんでか…これは原因は仕事帰りに急に降ってきた雨のせいだと言える。
まじでさ…天気予報は一日中晴れだっつてたのに…土砂降りだったぜ?…マジで俺なんかした?
んで結果風邪だよ…まじで…まーたこの気だるさ…もう最悪だよ…とりあえず前の診療所に行くか…近いし。
まぁいつも通りコンポタでも買っていくか…なんかいつも頑張ってくれているお医者さんとかって本当にすごいと思うんだよね…だからどーせ120円ぐらい大したことないよ。
…
……
………
すげえな…今23時なんだけどやってるんだな…本当にすごいな…
まぁ中に入る。
「こんばんは…あぁ…どうでしたか…って出したお薬効きませんでしたか?」
…まぁそりゃそんな反応するわな。
「いえ…治ったんですけど…昨日降った土砂降りの雨に打たれまして…また風邪ひいちゃいました…」
「そ、そうですか…」
彼女は少し引きつったように笑うと「はい」と体温計を渡してきた。
「ありがとうございます。」
そういってわきに挟んでソファーに座ってぼぉっとする。
ピピピピッピピピピッ
「えぇっと…37度7分…まぁ前よりかはましか…げほっ…」
とりあえず熱を報告するとまたお薬をもらった。
「前と違ってこれが風邪を抑える薬でもう片方は頭痛や鼻水を直す薬です…この薬とこの薬はペアでこの風邪と書かれた薬を飲んだ10分後くらいにお飲みください。」
「わかりました…あぁ、あといつものはい」
「あ…あぁ、ありがとうございます…お大事に…」
コンポタとお金だけ渡してその場を後にした。
♦♦♦
「また明日…会いましょ❤」
彼女の顔はもう逃がさないと言わんばかりの顔をしていた。
♦♦♦
帰路につくついでにドラッグストアによっておかゆを買って家に着くとおかゆをレンジで温めてそのまま食べる。
「うわ...最近のレトルトのおかゆうま...俺が作るやつより美味すぎる...」
そのまま箸を進めていく。
2~3分しておかゆを食べきり処方箋で出たお薬を飲む。
「ごくごく...」
コップに注いであった水で流し込んでそのまま寝た。
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「んんっ...」
ことりがちゅんちゅんとなっている。
まだ少しだけ頭が痛いし疲れが取れていないから会社に休みの連絡を取る。
3~4分話して電話を切るとチャイムが鳴った。
「はーい」
扉を開けるとそこには診療所の先生がいた。
「こんにちは」
「あ、先生こんにちは」
「体の調子はいかがですか?」
「あ、少しだけ頭痛がするのと疲れが取れていない感じですね...というかどうやってここまでこれたんですか?」
「え?...昨日お薬を渡したときに何があってもいいように聞いたんですけど覚えてないですか?」
そういわれて必死に記憶を探り出す...
「思い出せませんね...」
「そうですか...辛そうでしたし仕方ないですね...」
「すみません」
そんな話したっけな…うーん
「いえいえ大丈夫ですよ...朝ご飯大丈夫ですか?」
「あぁ...まだですね。」
「なら作りましょう。」
「え、いいんですか?!」
「え?あなたのかかりつけ医なんですからこんなことは当たり前ですよ?」
あれ?そうだっけ?...まぁそうなんだろう...俺が無知なだけかもしれない...
「あ、あぁそうですね...ではお願いできますか?」
「はい~お任せください。」
そういって家の中に入れる。
「すこし着替えてきてもいいですか?」
「あ、じゃあ俺そと出てますのでリビングで」
「え...?試着するところを見るのは国民の男性の基本ですよね?
「え?」
そうだっけ?...俺最近おかしくなってるのかな...
「すみません最近風邪ばっかでおかしくなっている気がするんです...何かおかしいことがあったらなんなり言ってください。」
「わかりました...」
そういうと彼女は目の前で脱ぎ始めた。
「ど、どうですか?」
「ゑ?」
「生の下着や素肌を見ている感想は?」
「え、そ...その...」
「フフフ...可愛い...」
「え?」
「な、何でもないですよ!」
(な、なんか今日のかかりつけ医の方がとてもかわいく見える...)
やっぱりこの先生が人気なのもなんとなく理解できる。
「何がいいとかありますか?」
「食べやすいものがいいですね...」
「ならおかゆでいいですか?」
「いいですね...それがいいです。」
そういって作るものを決めると本当に人の家の台所かと疑いたくなるくらいてきぱきと使っている。
いいなぁ...こんな彼女欲しいなぁと思いながらおかゆが出てくるのを待つ。
「どうぞ...」
少ししてそこに出てきたのはおいしそうなおかゆだった。
「あ、おいしい...」
かつおだしが効いてて奥深い味になりつつ濃すぎない味付けになっていた。
「そうですか...お口に合っていたようでよかったです...あ、そうだキスしないと」
「え?!」
「え?食後は作ってくれた人に感謝をささげてキスをすることが当たり前なんですよ?」
「まじかよ...そんなのあったっけ?」
悩めばあるような気がするけどなんか変な感じがするな…最近自分変だし忘れてるんだろう...
「ごちそうさまでした」
「お粗末様です。」
彼女は何か嬉しそうだ…
「...そ、その...///」
…めちゃくちゃ緊張する…当たり前なことなんだけど…
「はい❤」
そうしてキスをした。
軽いキスだと思ったら舌が入り込むディープなキスになってしまった。
「ん!!んん~!!…はぁ…はぁ…」
「まだ終わらないよ?」
そこには妖艶な笑みを浮かべた先生がいた。
「えっ...何をいっt...んんっ...」
またディープキスをした。
しかも彼女の口からなにか薬みたいなのが入ってきた…
「んん!...ごくっ...」
「えらいえらい...ちゃんと飲み込みましたねぇ」
「な、なにをしたんですか?!」
「簡単ですよ...媚薬を飲ませただけですよ。」
「び、媚薬?」
「私これでも医師なので...そういうお薬を作るの得意なんですよ~」
「え、あっ...え?」
身体の力がだんだん入らなくなってきた。
「まだわからないんですか?...鈍感さんですねえ...私はあなたのことあ大好きなんですよ...でもただ好きになってもらうんじゃぁちょっと味気ないしもしかしたら浮気されるかもしれません。だから媚薬を使って私にガチ惚れしてもらいます。」
「あぁ?…あぁっ…うぅ...」
「あら...もう効いてきたの?...さすがは私がオールして作っただけありますね...ちなみに昨日上げた薬...片方は風邪薬ですがもう片方は忘却の薬と言って他人に言われたことがどんなことでも信じてしまう...というお薬なんです。」
「あっ...ピクピク 」
床に倒れて意識がだんだん落ち始めたころに先生の美しい顔が目に入り込んだ。
「あらあら聞いてない...でもその姿...可愛いですわぁ...一生愛していますからね...ダーリン」
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「ん...」
目が覚めた。
「あれ?さっきまで何してたんだっけ...」
「あなたはご飯食べて寝ていたよ...寝顔可愛かったわぁ...」
「むぅ…み、見ないでよぉ…」
「うふふっ…ねぇ...私のこと大好き?」
「もちろん大好きに決まってるさ。何変なこと言っているんだよぉ?」
「そうねぇ...これはあたりまえ...よね」
「そうだよぉ...」
そういって俺は彼女に抱き着いた…この幸せな感じが溜まらない…これだったら何時間でも何日でも何年でもずっとこのままでいられる気がする。
「ふふっ...堕ちた❤」
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さっきも書きましたがこの話…とても僕好きであんまり崩したくないのでほとんど付け足したような感じですね…
皆さんはどの話が好きですか?
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