アフターストーリー...4人目
あの日から約5か月...月日がたつと同時に彼女がだんだんおかしいように思えてきた。
例を挙げていくならば
①会社を辞めさせられる。
莉子(彼女の名前)が働いているので十分だの事
②莉子の作ったご飯以外食べてはいけない。
これはコンビニにしろレストランにしろ...食べてはいけないのだ。
③外出禁止
何かがあるといけないかららしい。
...これ以外にもあるがあげていったらきりがない...もしかしたら僕が無知なだけかもしれないがおかしいと思える。
それで最近彼女のことをじっくり見ていくと夜中にこっそりとベットを出てリビングで何か作っていた...匂いも変だったし薬だと思われる...
最初は仕事で使うのだと思ったら最近彼女から出てくる食事にその薬らしき匂いが入っていることに気づいた。
そしてそのご飯を食べると意識が軽く
これらのことを考えると僕は彼女の実験体にさせられているのかもしれない。
もし違ってもいいようにされているに違いない。
...さてそうとなったら逃げる他ないような気がする。
といってもどう知るかは決めていないがお金もそこそこあるからどこかのホテルに泊まるのもありだと思っている。
そうして僕は明日の莉子が仕事に行ったときに逃げることを決めた。
時間をかけても出される薬で逃げれなくなったらおしまいだからだ。
明日のことを考えて...もう寝よう。
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トントン
「入るわよぉ」
「Zzz...」
今は時間にして深夜の3時...彼は起きていないはず。
最近薬を持っていて思ったことがある。
“もしかしたら薬に耐性が付いたかもしれない”
ということだ。
そしたら彼は前の記憶ないしは彼を閉じ込めていることに気が付いてしまう...それで騒がれても嫌だし彼に私のことを嫌いになって欲しくない...ということで今は彼が今どうしようかをさっき作り終えた自白薬できっちり吐いてもらおう...
私は医師であるとともに薬剤師の資格もありこういう薬を作るのが得意である。
...少し関係ないことでも話しましょうか。
彼を好きになった理由について...
私は自分でもよくモテていると思った。
でもほとんどの男は私の体目当てでそれ以外には何にも興味がない...さいてーなくずだと思った。
しかし彼の診察を受け持った時どこか具合が悪いはずにも関わらず輪t貸しに親切にしてくれた...そんな彼に一目ぼれしてしまった。
“彼はあんなごみとは違う”そんな気がした。
...診察も彼のことしか考えられなくなりついには彼に手を出してしまった。
でも案外それが正解だと思った。
彼のことについて調べると彼はどんな人にも優しく性格でいろんな雌どもに惚れられていた。
でもどうせ自分のことを任せっぱなしで飽き足ら捨てるに違いない。
そんなことは許されない。
だから彼を保護していることにもなる。
だったら誰にもとがめられることなんてない。
...でも彼が嫌だと言ったらとがめられるのは目に見えている。
他の雌に毒されている状態だと彼もおかしい方向に向かっていってしまう。
そんなことはだめ...私が教えてあげないと...どんな手を使っても...ね?
だから今...おかしい方向に向かいつつある彼にどうなっているのかを調べてみる。
彼の寝ているスキに彼に私お手製自白薬を飲ませて軽くぼんやりとした状態のまま起こして調べる。
まぁ...彼に悟られると気が動転して逃げてしまうかもしれないからじっくりと...ね?
そういって彼に自白薬を飲ましてみる。
...彼のこの寝顔に触れる...本当に堪らないわ...
...ダメよ...こんなところでグダグダしていたら...
「ねぇ...あなたは何を企んでるの?」
「んん...僕は...にげる...」
「どこに?...」
「来須駅...インタホテル...」
「ふーん...あそこね...」
「いつ行くの?」
「仕事...」
「なるほど?私がいないときね?」
「ん...」
「わかったわ...」
「Zzz...」
「お休み❤」
そういって彼の唇を奪った。
早急に作戦を立てなければ...
______________________
「んん...」
目が覚める。
いつもの時間に起きると莉子の姿がいない。
リビングに出ると机に置手紙があった。
《今日は仕事が長引くので早く帰ってこれないかもしれません。冷蔵庫にご飯いれているのでチンして食べてください。」
...運がいい!これなら確実に逃げられる!!
そう思ったときには体がすぐに動いた。
支度をして前々から調べてあるインタホテルに行く。
出かける前に最後になるこの家とのお別れをしそのままホテルの方に向かった。
_____________________
「...人が多いなぁ」
ホテルはそこそこの人がいた。
「いらっしゃいませ...何泊をお予定されていますか?」
「あーいや...決まってはないです。」
「かしこまりました...503号室にどうぞ」
「ありがとうございます」
そういってカードキーを受け取ると503号室に向かっていった。
♦ ♦ ♦
「あの...」
「はい?」
「先ほどの男性の連れなのですが何号室に向かいましたか?」
「あ、お連れさんですか?...えっと503号室です...あっカードキーをどうぞ!」
「ありがとうございます。」
♦ ♦ ♦
「おぉ...綺麗だな...ここ」
ホテルにあまり言ったことがない僕は窓から見える町の景色にうっとりしていた。
とんとん
扉が鳴らされる。
「はーい」
開けるとそこにいたのは莉子だった。
「?!」
気づいても時すでに遅し彼女が持っていたハンカチをかがされると意識がもうろうとなりそのまま倒れた。
______________________
「...んん」
目を開けると見知らぬ部屋だった。
元居た家でもなければホテルでもない。
そしてそこにいたのは
「起きた?」
莉子だった。
「...なんで僕があそこにいることが分かったの?」
怖くて声が震えていた。
「昨日覚えてないかもだけどあなたに自白薬を飲ませていつ何をするかを聞いたの。」
「えっ?」
ということはあの置手紙も確実にホテルに向かわせるための...
「あ、置手紙はフェイクよ?...きみがちゃーんとホテルに行くように...ね?」
「.........」
「そんな怖がっちゃって...もう大丈夫よ...ずっと私がいる...そんな心配しないで...でも約束を破った君にはお仕置きをしないとね...」
「?!」
「そんな怖らなくてもいいわよ...私にキスされるだけでいいんだから...」
そういうと莉子は何か液体を口に含むとそのままこっちにキスをしてきた
「んん!!!!!」
彼女の口に合ったものは僕の口へと入りそのまま僕の喉へ流れていった。
「これはね...私が前に飲ませた薬の媚薬効果をもう入らないくらい入れたものなんだ...前はこんなの飲ませたら壊れちゃうかもしれないと思ったからやめといたけど今の君には必要だね...私も少し飲んだし一緒に壊れよう」
頭がぼーっとする...でも体の内側からはなにか熱いのが湧き出るように出てくる。
「はぁ...はぁ...」
「体があついね...でも私たちの愛はこんなヌルくないよ?」
頭がはっきりとしない中彼女の方に抱き着いた
「あはっ...君も男になったね❤」
「はぁ...愛...してる...」
そのまま僕たちは大人の時間へと入っていった。
そこから僕が莉子への愛情が途絶えることは一生なかった。
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