街の灯りと星 (短文詩作)
春嵐
第1話
街の灯りが、綺麗だった。この暑さのなかで、涼しげな光を漂わせている。
「星が綺麗だあ」
彼女が、空を眺めている。どうやら街の灯りよりも星のほうが、彼女の好みらしい。
「なんで街が明るいのに星が見えるんだろうね?」
仕組みは私にも分からない。特殊な灯りがどうとか、聞いたことはあるけど。こんなに綺麗な光のなかで、星が見られる。不思議。
「あつい」
夏の夜だから、暑いは暑い。街中を少し歩いただけでも、それなりに暑い。それでも、この街の暑さはどこか、やさしかった。これも、コンクリートが熱を遮断してどうこうみたいなのを聞いた気がしないでもない。
「アイス買って帰ろう?」
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