人の間

嶋田覚蔵

第1話 切断されて…

 ボクたちは、もっと早く気が付かなくちゃいけなかったんだ。

「人はひとりでは生きていけない」

 インフラが整備されて、外食産業やコンビニが充実して、お金さえあればひとりでも暮らしていける。

 それは確かなことなんだけれど、でも正確には「暮らしていける」っていうだけのこと。「生きていく」のとは違うと思う。

 ボクは今。中年になって、糖尿病を患い、右足を大腿部から切断するハメになった。思うように動き回れず、病院の冷たい鉄筋コンクリートの中に閉じ込められて過ごしている。カラダと心はつながっているというのは本当のことで、カラダが自由に外に出られないと、心までだんだんふさがっていく。若いころには、心が大空を駆け巡るような、そんなハツラツとした気分を感じたこともあった。だけど今ボクの心は、誰とも顔を合わせずにすむ洞穴を見つけて、できるだけ早くその中に逃げ込もうとしている。そんな感じ。

 ある天候に恵まれた日。このままではいけないと思い、看護師さんの許可をもらって病院の中庭まで出てみることにした。ベッドから車椅子に独力で移動し、エレベータを使って病院の一階に降りる。病院の一階は、外来患者や見舞いで訪れている人たちがごった返している。その中を車椅子を漕ぐようにして進む。幾人かの人が、ボクの失われた右足に気づく。あふれ出す好奇心を隠さず、ぶしつけな視線を投げかけてくる。

 できれば、ほっといてくれると助かるのだけれど、ボクを気の毒がって、

「車椅子押しましょうか」

 なんて、見知らぬ若い女の子に声をかけられて、ボクはいたたまれない気持ちになって、その場から逃げ出した。

「やっぱり病室にいればよかった」

 そんな黒い気持ちで心が塗りつぶされる。

 まぁそれでもなんとか、病院の中庭までたどり着く。車椅子からベンチに移動して、右足を隠すため、病室から持ってきたタオルケットをひざ掛けにする。

 それでやっと、他人の好奇の目から、解放された気分になる。日光を楽しむ余裕ができる。季節はゴールデンウィークが開けた頃。空はとても高く。見上げていると,心もカラダも吸い込まれていくようだ。ちょっとだけ、自分自身が軽くなるのを感じる。

 そうして五月の空に心を遊ばせていると、病衣姿のお爺さんが2歳くらいのお孫さんの手を引いて、中庭に入ってきた。そして向こう側にあるベンチにふたりで腰掛ける。なんとなくそれを眺めていたボクの視線とお爺さんの視線がぶつかった。お爺さんは優しく微笑みながら軽く会釈した。ボクも、軽く会釈する。ボクの右足のことには気づいていない。もしくは気づいてはいるけれども、気づいてない振りをしてくれているのかもしれない。とにかく対等に扱ってくれているようで、ボクの心は穏やかだ。

 お爺さんとお孫さんは、庭の片隅に植えてあるツツジの花を眺めていた。白髪をオールバックにして、きれいにまとめていて、それが品の良さを醸しているのだろう。まだ小さいお孫さんも、利発そうな瞳をクリクリさせて、育ちの良さを感じさせる。

 15分ほど過ぎた頃、ツツジを見ていたお爺さんは、軽く身震いをした。五月の風でもお年寄りのカラダには冷たいものなのだろう。「もう戻ろうか」と言うと、ヨロヨロとしながらも、立ち上がろうとする。するとお孫さんが、パッとベンチから飛び降りて、立ち上がろうとするお爺さんの膝と腰を支えようとする。もちろんまだ小さいので、上手に支えることはできないし、力も弱いからお爺さんの手助けになっているとも思えない。それでも、おそらくお父さんか、お母さんがいつもそうしているのだろう。それで、見よう見まねで、そうすることが当然のように、まだ小さいのに真剣な顔をして、お爺さんを支えようとする。

 そんな様子を見てボクは「あぁ、うらやましいな」と、そう思う。お爺さんが今までどんな人生を送ってきたのか知らないけれども、あんなに素敵なお孫さんに恵まれて、たとえ過去にどんな苦労をしていても、報われたということじゃないか。

 ボクに子供はいない。それどころか妻もいない。結婚生活なんて煩わしいだけだと思い、今までひとりで、面白おかしく生きてきた。だけど、こんな大病をしてひとりぽっちの身の上になると、とたんに寂しさに襲われる。

「気が付くのが遅いけど、とんだ大失敗をしでかしたんじゃないか」

 そんな気持ちにさせられた。

 ボクも病室に帰ることにした。車椅子に乗り、他人の視線を感じないように、顔を伏せて一階の人込みの中を通り過ぎる。

 病室に戻ってきた。すると同室の白戸という名前の爺さん。70歳くらいで左足がない、小柄でひどく痩せていて、いかにも「ガンコジジイ」といった面構えの男が、いつものように同じ病室の山口君をつかまえて、嫌味な言葉を浴びせまくっていた。

「オレぁ、左足を病気で失くしちまったけど、別にもういいんだ。俺みたいな爺さん。もうすぐあの世に行っちまうんだから、どうってことはねぇ。だけど山口よ。オレぁ、アンタを見ていると、ホントに可哀想で仕方がないんだ。アンタ、まだ20代だろ。普通だったらこれから世の中のためにひと仕事しようっていう年だよな。それが事故で、右足首から下を潰されて、そんなカラダになっちまって、なぁ。ホント、アンタは可哀想だよ」

 白戸の爺さんは、顔をしかめながら、口から唾を飛ばす勢いで山口君に言う。あれがボクだったら、なにか言い返すか、黙って殴り返すか、どっちにするかという状況なのだが、山口君は、神妙な顔して「そうですねぇ」なんて言いながら、大人しく話を聞いている。

 ボクは向かっ腹が立ってきた。白戸の爺さんは、毎日欠かさず、同じようなことを山口君に言う。別に本気で山口君に同情しているわけではない。「アンタの方がオレよりもみじめな立場だ。だからアンタはオレより立場が下なんだ」と、いわゆる「マウントをとる」ことをしているのに過ぎない。

 ボクは白戸の爺さんをにらみつけた。それに気づくと爺さんは松葉杖をついて、プイッと病室を出て行った。それを見送ってから山口君に、「あんなヤツ、相手にしなきゃいいのに」と大げさに「あきれ顔」を作って言った。

 山口君は頭の後ろを掻きながら、

「まぁ、そうなんですけどね。でもあの人、可哀想な人だから、話聞いてあげるくらいしてあげてもいいかなって」なんて言う。

 山口君はホントにいい奴だ。真面目で優しくて、控えめで。内装工事の仕事をしていて、同僚のミスで、工事現場で70キロもあるカーペットのロールの下敷きになり、右足首から下を失ってしまった。普通なら世間を恨んだり、鬱になったり、自暴自棄になったりしてもおかしくない状況だ。実際、そうやってダメになっていく人も多い。だけど山口君はきちんと社会復帰するために、このリハビリ病院に入院し、義足を使いこなすトレーニングに励んでいる。きっと胸の中にはいろんな思いが渦巻いているだろう。けれど彼の口から、愚痴とか弱音が漏れるのをボクは聞いたことがない。

 入院したばかりで、まだ義足履くだけのボクとは違い、山口君はスタッフに同行してもらってではあるが、義足をつけて病院の周囲を散歩できるまで回復している。もうすぐ退院できそうなので、最近は社会復帰の方法についてあれこれ考えているようだ。

「お人好しなのもいい加減にしたほうがいいよ。甘い顔しているとつけあがるタイプだからね。アイツは。」とボクが言うと、山口君は短く「そうします」と素直に返事をした。

 ボクはベッドに戻って肘枕。病室の白い鉄筋の壁を見ながら考える。

「ボクは今、岐路に立っているんだな」と。

 目の前にはふたつの道がある。一方は山口君みたいに、義足をちゃんと使えるようにして、退院する道。もう一つは、義足なんかあきらめて車椅子で生活する道。もちろん普通に考えれば、義足が使えるようになったほうがいいに決まっている。だけどそれには問題がいくつかあって、そのなかでも一番の難題が、ボクが膝まで失っているということ。義足は膝が残っているのとないのとでは難しさが格段に違う。当然、使うのが難しいとなると、転倒することも多い。転倒すれば大けがにつながり、大けがすれば義足の習得どころではない。実際この病院に来てから、何人もの大腿義足。つまり膝まで失っている人が義足の練習を断念するのをボクは見ている。

 入院した当初、義足に早く慣れたくて、義足のセンパイたちを見つけては、

「どうしたら、うまく義足が使えるようになりますか」と何度も聞いてみた。

 そしたらその答えはだいたい、「何度も転ぶことだよ」と返ってくる。

 ところが、院内で事故が起こることを極端に嫌がる病院側は、ボクが転ぶことを極端に恐れる。当然なことだが、練習は体を支えるため大勢のリハビリスタッフに囲まれて一日一時間程度。それでどうしても時間がかかり、長い入院生活に耐えられなくなり、途中で嫌になってしまう。また、残った足の部分を受け止める、ソケットという部品は、患者の足の型を取って作られるのだが、それがどうしてもうまくあわなくて、義足を装着すると酷く痛むことがある。それでやめてしまう人もいる。 

 もちろん無理に義足を使わずに車椅子で生活するという手はある。東京都には車椅子で生活する人用の施設や住宅が用意されている。障害年金ももらえるはずだし、そういう所の世話になれば最低限の生活は保証される。

 それでも、車椅子生活だと再就職するのは難しくなるし、生活の範囲はどうしても狭くなる。向上心のないボクは結局一日ボーッとしながら、無為に過ごすハメになる。で、そのうち他人を妬み、世間を憎み、自分を恨むことになりそうだ。もしかしたらボクも、そのうち白戸の爺さんのようにねじ曲がった心になってしまうかもしれない。

 だから、そう思うから、義足を使いこなせるようになりたいと思う。それでも転倒するのが怖い気持ちもある。そんな思いの繰り返しで、ボクの脳みそは混乱してしまう。

 廊下から、白戸爺さんの声がする。今度は別室の新しい入院患者に絡んでいるらしい。

「そうかい、そんなに残っている足がオレよりも短いんじゃ大変だ。アンタは可哀想だ。ホントに可哀想な人だ」

 ああはなりたくないと思う。

 さっき、一階で優しく女の人に声を掛けられたのに、ボクは無視してしまった。いつの間にか心がねじれてしまって、人の親切を素直に受け入れられないようになっている。きっとこのままだと、どんどんおかしくなっていって、最終的には白戸の爺さんみたいになってしまうのかもしれない。そう考えると心がどんどん辛くなる。


 



「そんなの思い過ごしだよ」

 不安な心持ちを抱えきれずに、ぶちまけてしまったボクに、病室の担当看護師、佐藤さんはそう言って笑った。

「それじゃあ、まるで下半身が不自由で施設に入っている人たちは、みんな性格が悪いみたいじゃない」

 ボクは「あぁ、もちろんそんなことはないと思うよ。だけど、ボクの場合は『ダークサイド』に落ちやすいと、心配しているだけなんだ」と返事する。

 佐藤さんはまだ20代だけど、見掛けも振る舞いも「おっかさん」という感じで堂々としていて、とても頼れる人だ。以前白戸の爺さんに、

「アンタはそんなに太っていて可哀想だ。そんなに太っていたら、さぞかし大変だろう」と、攻撃されたことがある。それでも佐藤さんは負けていない。

「大きなお世話よ」っと、明るく笑って受け流していた。ホントに頼れる人なのだ。

 佐藤さんは言う。

「ウチの病院はリハビリに力を入れているから、そういう施設に入っている人たちが通院してたりするんだけど、みなさん仕事に励んだり、趣味に没頭したりしてそれなりに人生を楽しんでいるよ。どんな状況でも、できる範囲で人生を楽しめばいいんじゃない。せっかく生まれてきたんだから」

 佐藤さんのおっしゃる通りだ。先のことをくよくよして、立ち止まっていても仕方ない。今は義足で生活できるように精一杯努力して、それでダメだったらその時考えればいい。肝心なのは思い悩むことじゃない。その瞬間、瞬間。できる範囲で精一杯、明るく楽しく生きていく努力をすることだ。そう思うことにする。

 ところがその日の午後のリハビリで、試しに履いてみた義足で歩いていたボクは、ちょっとした段差、それはほんの数ミリ程度の高さなんだけれど、につまづいてしまった。「そのぐらいの段差でコケちゃうの。それじゃあダメじゃん。とても普通の道路なんて歩けないよ」

 そばでリハビリを診ていた担当の新米医師が、心無いことをズケズケと言う。ささやかなボクの決心はグラグラと揺らいでしまった。

 その後、数日ボクは鬱々として過ごした。そして晴れやかな日曜日の午後。いつものように山口君の彼女のトモちゃんが見舞いにやってきた。小柄なトモちゃんは、いつも山口君の一週間分の着替えやタオルを詰め込んだバッグを、まるでサンタクロースみたいに背負ってやってくる。初夏の陽気で照らされて、額には玉の汗が光っていた。まだ産毛が生えている頬が熱で紅潮していた。

「お加減はいかがですか」

 早く山口君の顔が見たいだろうに、廊下側のベッドで寝ているボクを気に掛けて、優しく声を掛けてくれる。トモちゃんはホントに優しい。いい娘だ。

 そういえば、以前トモちゃんは、ボクにハンカチをプレゼントしてくれたことがある。

「いつもショウちゃん(トモちゃんは山口君のことをショウちゃんと呼ぶ)が、落ち込んだ時、話し相手になっていただいて、とても助かっているそうです。それで、これはほんの気持ちです」

 そう言って手渡されたハンカチは、鮮やかな空色の生地で、新宿の高層ビルと大きな太陽が刺繍されていた。その景色は病室の窓から見たそのままだった。

「雨の日は滑って危ないから、車椅子で外に出られなくて悲しいっておっしゃったって、ショウちゃんから聞きまして、そんな時多少の気晴らしになるかなと思いまして」

 耳たぶを赤くしてそう言った。それ以来、ボクは彼女の大ファンだ。

 トモちゃんは一礼すると、隣の山口君のベッドがあるカーテンの中へ消えていった。

 汗をかいていたトモちゃんに「売店でなにか冷たいものでも買ってきてあげよう」と思うけれど、車椅子を用意してそれに乗ってエレベータで一階に行ってと、とても面倒なことなので、どうしようかなとベッドの中でグズグズしていた。そしたら耳に飛び込んできたのが、トモちゃんの小さな叫び声だった。

「別れようってどういうことよ」

 いつもホンワカとした雰囲気のトモちゃんが、鋭い声をあげるから、ボクはドキドキしてしまう。

「ショウちゃんは誰か好きな人ができたの。美人の看護師さんに優しくされて好きになっちゃったとか」

 トモちゃんの厳しく問い詰める声がカーテン越しに聞こえる。ボクは、あんなに献身的に尽くしてくれるトモちゃんに、山口君はなんて酷いことを言うのだろうと思う。

「そんなバカじゃないよ。足失くしちゃって、まともに歩けなくなって、もともとあんまりなかったけど、『やればできる』っていう自信がまったくのゼロになっちゃった。こんな男と付き合ってたって、トモちゃんは幸せになれない。だから、今のうち別れたほうがトモちゃんのためなんだ。トモちゃんを幸せになんてできそうにないもの」

 山口君は心の底を喉から絞り出すようだった。いつもは隠している、ツラい思いが、にじみ出ていた。

「私が一度でも『幸せにして』なんて言ったことある。ショウちゃん知ってる『幸せって誰かが与えてくれるものじゃなくて、自分で幸せになるもの』なんだよ。私は自分自身で幸せになる。でも隣にショウちゃんが居て、笑っていてくれたほうが、幸せになるのが簡単だと思っている」

 トモちゃんは老人介護の施設で働いていて、徹夜でお年寄りの介護をするような過酷な条件で働いている。彼女はもっと頻繁に山口君の見舞いに来たいのだろう。けれどあまりにもハードな労働環境で、いつも人手不足な職場は、トモちゃんを簡単に手放してくれない。比較的余裕がある日曜日の午後。やっとトモちゃんは自由になれる。

 それでもトモちゃんは楽しそうだ。「お年寄りや、家族の皆さんから『ありがとう』って言われるのが生きがいなんです」そんな話を聞いたことがある。

 トモちゃんはとても素敵な女の子だ。だから彼女には幸せになってほしい。心の底からそう願わずにはいられない。じつは山口君もボクと考えていることは同じのようだ。

「トモちゃんがそう言ってくれるのは、とっても嬉しい。だけど、キミは素敵な女の子なんだから、オレみたいな劣等感のカタマリじゃなくて、もっと立派な人と結ばれたほうがいいと思う。トモちゃんなら、一流企業に勤めている高学歴の人だって、きっと好きになってくれるよ」

 山口君は本気だ。ふたりの間で決して踏み込んではいけない領域にまで踏み込んで、トモちゃんを説得しようとしている。しかし真剣な山口君と違う。トモちゃんは柔らかな雰囲気になった。それで「クス」と笑ったようだ。

「ねぇ、ショウちゃん。『愛しているよ』って言ってみ。『キミを離さないよ』って言ってみ。そして『一生誓うよ』って言ってみて。それでこの無意味な会話はお仕舞いよ」

 トモちゃんにそう言われて、山口君は泣き出した。ボクももらい泣きしてしまう。それで、畳んである車椅子をベッドの隙間から引っ張り出して、よっこらせと車椅子に乗り移る。若いふたりのカップルのために何か冷たいものを買いに行こう。

 いつもよりもボクはみじめな格好だったに違いない。右足は太腿から下がないし、中年で白髪頭で、さらに今日はポロポロ、ポロポロ涙を流している。車椅子を漕いでいるから、涙を拭くこともできなくて、頬に涙のスジがいくつもできた。

 ボクはほかの人からどう見られてもかまわなかった。ただ、頑張って義足で生活できるようになろうと決心していた。そして社会に出て、できればトモちゃんみたいな女の人と知り合いになれるように頑張ろう。そう心は燃えていた。

 気が付くと入り口のドアが全開になっていて、そこから吹き込んできた五月の緑色の風が、ボクの涙まみれの頬を撫でてくれていた。

 5歳くらいの女の子が、どこからか駆け寄ってきて,ボクの顔をのぞき込んで、

「大丈夫」と言って心配してくれた。

 ちょっとだけ心が軽くなっていたボクは、

「大丈夫だよ」と、優しく返事してあげられたんだ。

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人の間 嶋田覚蔵 @pukutarou

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