稲荷つくねSSS

足の裏ひであき

第1話 つくねの日常

ドーン!という爆発音が研究所中に音が鳴り響く

爆発の中心には稲荷つくねが黒焦げになりながら倒れていた。

「うぅ…また失敗したのだ…」


部屋の外から慌ててこつぶ助手達が駆け寄ってきた。


「あーあ、研究所むちゃくちゃじゃん、ちゃんと片付けなよ〜」

「つくねちゃん黒焦げ、かわいいwww」

「とりあえず、コーラ飲む?」

「この漢字読める?【炸裂】」

とこつぶ助手たちは口々に別の事を言い出した。


「あ〜!うるさいのだ!!まずはつくねちゃん大丈夫?だろ!!全員が全員違う事話してるんじゃないのだ!

とりあえずコーラ飲んで体洗ってから片付けるのだ!あと、、、さ、さいれつ?う〜!!わからん!なんなのだ!この漢字!!!」


と、つくね助手に文句を言いつつ、ちゃんと全員に答えるつくねなのであった。


研究者稲荷つくねは、こつぶ助手たちと共に"コーラを超えるコーラ"を作ろうと日々研究を重ねていた。

いつもいつも失敗ばかりして成功する兆しはないのだが。。。


つくねは立ち上がりヨロヨロと風呂場に向かっていった。

ドアが閉まると

「「「「大丈夫かな。。。」」」」

と、つくねを小声で心配する助手達(つくね本人には絶対言わないと誓っている)


つくねを見送ると助手達はテキパキと後片付けを始めだした、色々文句を言いながらもつくねちゃんが大好きなこつぶ助手達である。


少し時間が経ちバン!と勢いよく扉が開かれた

「シャワー浴びてスッキリしたのだ!こつぶども!片づけご苦労なのだ!」

と先程自分が片付けるのと言った事を忘れてなんとも調子のいい発言だ、そんな言動には慣れっこの助手たちは完全スルーして掃除を終わらせていった。


「よし!今日の研究はここまでにしてゲームするのだ!お前らケチョンケチョンにしてやるのだ!」


「片づけしてやったのにその態度ぶちのめす」(自分から進んで片づけてる)

「あ?負けないが?」

「つくねちゃんの泣き顔楽しみすぎるwww」

「これは読める?【You are already dead】」

とまたバラバラことを言い始める。


「なーんで私が負けるの前提なのだ!

オレは最強だからぜ〜ったい、負けないのだ!

あと英語無理!日本語でよろしく!」


と文句を言いながらも仲良くゲーム部屋へ移動していくつくねたちであった。



-----


「あー!!!また負けたのだ!もう一回やるのだー!!」

と大きな声が鳴り響き今日も平和な稲荷つくね研究所であった。

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