第7話犬丸の反省の巻

 ドゴォォォォン!!!

 壁に穴が空くほどの威力で壁を殴りつけた。

 見ると犬丸は悔しさのあまり涙を滲ませ悔しがっている。


「ちくしょう! 全然駄目だった! 自惚れてうぬぼいたんだ!こんな…こんな事じゃ! ちくしょう! ちくしょう!」


 犬丸は考える…何がいけなかったんだ…

 潜入に関しての修行は間違っていない…

 思案する…


 そう…発覚した際、逃げ足の遅さは致命的だった。

 忍びであるなら俊敏であるべきだ…足の遅い忍者など以ての外

 …敵に囲まれ斬り合いなど侍や武士のする事であり、忍者にとっては恥でしかない。

 そこで考えたのは俊敏になる為の修行だった。


 それと手裏剣…物心つく頃から手裏剣を投げる訓練をしてきてるが未だに的に当てた事すらない…これを改善しない限り忍者とは言えない。

 しかし…忍具の扱いが壊滅的なのはどうしようもない‥‥そんな犬丸は別角度で、ある忍具に注目する。

 その忍具を使いこなす修行も犬丸は考え付いた


 そして犬丸はこの二つを補う為に新たな荒行を実行に移す…



 犬丸は諦めない!一流の忍者になるのを‥‥

 そう犬丸は忍者が好きだから!

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