集まれ!最弱モンスター!!

みかん畑

プロローグ

それは遠い遠い昔のお話。


世界が生まれたときのお話。



できたばかりの大地に大きな光が天から降りてきました。


光は地に触れると8つの方向に飛び散りました。


飛び散った光はそれぞれの色を持っていました。



光たちは言いました。


「この世界に叡智えいちと秩序をもたらさん」


しかし、1つの光が言いました。


「我は堕落と混沌こんとんをもたらさん」


光は7つと1つで戦いました。


7つの光が1つの光に勝ちました。


こうして1つの光は、その光を失いました。


光を失ったそれは闇と呼ばれました。




その後、世界は動き出しました。


7つの光はひっそりと役割を果たしました。


闇も自らの役割を果たすために動きました。


しかし、闇は7つの光の働きに気づきませんでした。


だから自分の力を誇りました。


「我が世界を動かしている」



それでも7つの光はひっそりと役目を果たします。


闇が地上で暴れても、闇が自分を誇っても、それでもただひっそりと。


ただただひっそりと役割を果たすのでした。



光は世界に叡智と秩序をもたらすもの。


闇は世界に堕落と混沌をもたらすもの。


前者は遠くに、後者は近くに。



こうして世界は出来上がったのでした。



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