ノンフライ

越智悠梨「私ね、昨日多分スナック菓子食べたんだけど」


浦野京也「多分ってなんだ多分って」


悠梨「そこにね、『ノンフライ』って書いてあったんだよね」


京也「……それで?」


悠梨「昨日風強かったでしょ?だからね、そのお菓子のひとつを外出てぶん投げてみたんだよね」


京也「食べ物を粗末にするな!そもそも何故ノンフライからその奇行に繋がるんだよ!」


悠梨「えーだって『ノンフライ』って書いてあるし、全く飛ばないのかと」


京也「単語一緒だけど意味は違うわ」


悠梨「ならどういう意味?」


京也「『油で揚げてませんよ』って意味だ」


悠梨「へ〜京也やるじゃん」


京也「……誰目線」


悠梨「孫の成長を見守る祖母目線かな〜」


京也「いつからお前は俺の祖母になったんだよ……」

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