目の前の現象を疑え
越智悠梨「ねぇ、君って本当に京也?」
浦野京也「何言ってんだお前」
悠梨「いや〜実は私の尊敬する本の登場人物が『目の前の現象を疑え』って言ってたからさ〜まずはいつも一緒にいる京也を疑おうかと」
京也「……ちなみにその尊敬してる人ってのは?…お前と同じ髪の色で、探偵じゃないだろうな?」
悠梨「え?同じ色で探偵だけど?」
京也「シエスタじゃねぇか!…ていうか、俺のこと毎日見てるんだから、違ったらすぐわかるだろ…」
悠梨「たしかに…京也の歩き方、歩幅、肩幅、声紋、指紋、家を出た時の憂鬱そうな表情、咀嚼回数、それから…〈以下略〉どれをとっても一致していたね!ごめん京也!」
京也「……」
後に京也はこう語った。
「あの時の悠梨はある意味空前絶後の怖さだった」
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