異世界プロボクサーマイケル。
皆さん僕です。マイケルです。僕は異世界転生をしたところです。この異世界、エルフとか猫耳とかは一切いません。筋肉ムキムキの雌雄同体人間がたくさんいるのです。僕マイケル。とても今残念です。エルフとか、妖精とかといろいろ楽しいことが出来ると思って異世界転生したのに。毎日殺し合いの日々です。自分ではとても残念なのに、なぜか僕、マイケル。こいつらを殴ると快感が走ります!読者の皆さん知っていましたか?人は死ぬときに、遺言を残そうとするんですよ!!それを大声でかき消すのがたまらなく楽しい!!ということで、今日も今日とて殺し合いです!
「赤コーナー!死の体現者!マイケル・徳川・ロサンゼルス!!」
まずいです。よだれが止まりません。頑張って何回も飲み込みます。
今から知らない人間を殴って、その脳漿を見れる!
そう考えると、もう、、たまりません!!
「青コーナー!鋼の顎!ジョージ・本剛・ブリティッシュ!!」
へへ、俺のこの顎で、また背骨を折ることが出来る!!
前の相手は泣きじゃくりながら、許しを乞うてたっけなぁ、、
今考えても、体中が熱くなってくるよ、、
「さぁ!両者リングに立ちました!忘れていましたが、実況はわたくし眠と」
「わたし。食です。」
「食さん。今回の勝負、ずばり、どちらが勝つと思いますか?」
「やはりジョージでしょう。彼はこれまで無敗です。今回も勝ってくれるでしょう」
「ややっ!わたくしもそう思っていました。そして、この表を見てください!!」
応援比
マイケル・徳川・ロサンゼルス 36票
ジョージ・本剛・ブリティッシュ 720票
ジョン・小松崎・グリーンランド 360票
ジェシカ・串田・ルクセンブルク 684票
「いつもお世話になっております!毎度毎度の応援比ですね!!」
「応援比とは、この会場にいる人間が、誰を応援しているか、その票数です!」
「比と言っているのにもかかわらず、比は出ない!私はこの表、好きです。」
「さて、ロサンゼルス氏全体の二パーセントしか応援していないようです。」
「まぁ彼はルーキーですからね。ですがやはり、一試合目を見た者はこう語っていました。『あいつは人間なんかじゃない、、マイケルだ、、』我々はその一試合目を見ていないので、何が何だか、、」
「ですが、期待大なのは確かですね。」
あと五秒で始まります、僕マイケル、興奮を隠せません!!
あと五秒か、、砕いてやるぜぇぇ!!
コングが鳴りました。僕マイケル、敵を殴りつづけます!
とんでもないラッシュです!!
さて、普通の相手だと、もう木っ端みじんなんですが、、
なんとこのジョージ、仁王立ちしています!!
それを見た僕、マイケル、少し拳を止めてしまいました!!
カウンターが来ます!スローモーション!!まあるで綿毛のような拳です!!
パァァァァン!!ふん。残念。それは実像さ!ひでぶぅ!!
読者の皆さん。悲報です。僕、マイケル。よけたと思っていた拳が、クリーンヒットしていました!!これには動揺しか隠せません!動揺以外をさらけ出します!!
開幕からすごいラッシュだなぁ!だがよぉ、俺の顎は砕けねぇぜぇぇ!
ふん。全部顎で受ければ、何のダメージもねぇんだよぉ!!
やっと拳を止めたか、死ね。カウンターじゃぁぁぁぁぁ!!
何っ!?よけたっ!?まずい!カウンターのカウンターか!!
パァァァァン!!なんでこいつ、拳の前に戻ってきたし、、
だが、クリーンヒットだ!!どうだ、もう動けまい!!
ほら、這いつくばれ、許しを乞え!!
なんだと!!こいつ!何も動いてない!仁王立ち!!全く動じていないだと!?
なんでこいつパンツ脱ぎだしてんの、、
「さぁいきなりのラッシュでしたが、我々には何が何だか、、」
「いえ、一つ確かのことがあります!マイケル選手、何も身に着けていません!」
「これには観客もにっこり。」「なんと読者もにっこり」
「ご立派ぁ!!」「すごく、おっきいです、、」「トイレをお借りしたいのですが」
「びっきびきですねぇ」「折りたい、、」「ありがとうございます、、」
「表現するとしたら、」「トウモロコシですか、、」「便器だけでどうしろと、、」
会場も唖然!!トイレを借りる人すら出てきました!!
僕、マイケル。実は露出するのが好きです!!
おや!!読者の皆さん!見てください!!
ジョージも脱ぎだしました!!変態は僕だけじゃなかったようです!!
は?まじねーわ。ふざけんな。一気に冷めたわ。
ふん。こちらも抜かねば不作法というもの!!ポロン、、、
「どうやらジョージ選手も脱ぎだしたようですよ!!」
「これには観客も期待大」「なんと読者も期待大」
「あっっっ、、」「あっっっ、、」「便器を返しに来ました。」
「これには観客もガン冷め」「なんと読者もガン冷め」「じゃぁな、幸子、、」
「、、、、、」「、、、、、」「いやぁ、もう帰りますよ。」
「、、、、、、、、、、、、、、、」「、、、」「あぁ私の名前ですか?」
「、、、、」「、、、、、、」「名乗るほどのものです。」
「、、、、、、」「、、、、、、」「私の名はアレックス!」
「、、、」「、、、、、」「また行数があるときにフルネームを言いますね、、」
「、、、、、、、、、、、、」「、、、、、、」「次回をお楽しみに!」
え?何この空気、、
え?悪いことしたっけ、、
はい。もう負けでいい。
いいから。まじで、、
そんな目で俺を見るなぁぁぁぁぁあ!
BoooooooooooooN!!!!!!
ジョージはあまりの恥に、自爆した。
次の試合は、延期になったそうな、、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます