第91話 嫌な感情

「秀吉って、嫌な奴だったけど、死ぬとは思わなかったよ」

「なんで?」


「『憎まれっ子世に憚る』って言うじゃん」

「たしかに・・・。

 死んでも生き返りそうな生命力ありそうだもんね」


「けど、良かった。これで、仕返しされる事もないし・・・」

「そうだね。もしかして、あれからも、付きまとわれたの?」


「ないけどね・・・。何かあったら、怖かったし・・・」

「たしかにね・・・」


秀吉が死んで、安心した。

死んで不謹慎だとは思うけど・・・。

90%は大丈夫だと思っていた。

けど、キレた場合は、解らない。


そんな気がしていたから・・・。


信長との間を壊しにくる奴がいなくなった良かった。

私は嫌な奴かもしれない。


こんな気持ちで良いんだろうか?


「信長、私ね。秀吉が死んで良かったと思ったの。

 嫌な娘だよね。ごめん」

「仕方ないと思うよ。

 仕返しされるリスクがあるんだもん。

 もう、忘れよう。松永の事は・・・」


「うん。そうだね」


松永の奴。

死んでも桜美の中に・・・。

事故か事件か解らないけど、もう、二度と考えたくない。

そんな奴だ。


死んだなら、ニュースも聞きたくない。

もう思い出す事がないと良いのに・・・。


二人は、いろいろな感情を整理しながら、ホテルを出た。

この2日間。いろいろな事があった二人だった。


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武田信長:大学3年生

 中学1年生から上杉愛美とつきあっていたが・・・。

 文化祭に愛美と別れ、桜美とつきあう事に・・・。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行き噂にはなっているけど、

 まだおっぱいすら触っていないらしい。

 桜美の事を『犯りマン』と言われクラスメイトを張り倒す。

 クリスマスデートでようやくおっぱいを触る事ができる。

 ようやく大学3年生で初体験を・・・。


上杉愛美:派遣社員

 中学1年生から武田信長とつきあっていたが・・・。

 文化祭の打ち上げで信長から追及され、振られる。

 学校に居づらくなって退学する。

 その後、秀吉に脅されてセフレの関係に・・・。

 秀吉の子供を妊娠し、自殺をしようとした時に信長に助けられる。

 その後、子供は堕胎する。

 

松永秀吉:肉体労働者

 上杉愛美と一緒にホテルから出てくる所を武田信長に目撃される

 そして、文化祭のベストカップルコンテストで優勝するも、その挨拶で

 浅井桜美から別れを言われる。

 隠しているが、女癖は悪い。

 選抜甲子園に出場を決め、準決勝で負ける。

 その後も活躍し、夏の甲子園でも決勝戦まで残る。

 プロ野球からスカウトも来ていて、人生を謳歌していたが、ドラフト会議で複数球団から1位指名直後に警察に任意同行を求められる。

 その後、工事現場で遺体となって発見される。


浅井桜美(さくら):大学3年生

 学校で一番人気と言われる美女でスタイルも良いらしい

 おっぱいはGカップ。

 文武両道で学年1位の成績を誇る

 松永秀吉とつきあっていたが、文化祭のベストカップルコンテストで

 優勝し、その挨拶で松永秀吉へ別れを宣言し、信長に告白する。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行き噂にはなっているけど、

 その時は、まだおっぱいすら触らせていなかった。  

 ようやく大学3年生で初体験を・・・。


朝倉咲良:大学3年生

 浅井桜美の親友

 体格は良くないが、テコンドーの元中学生チャンピオンらしい

 母親が学校の先生をしている。

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