第42話 期末試験結果のあとで・・・ (3)

桜美も被害者になる。


これを使えないか・・・。


たしか、黒田は野球部。

秋季大会の成績が良かったから、選抜甲子園に行けるかもっていう噂だ。

たしか、行けるか行けないかは、当落線上だったはずだけど・・・。


野球部員が不祥事を起こせば、なくなる可能性も・・・。


「今回の一番の被害者って桜美だと思う」

「私?」


「うん。桜美は、何もしてないよね。

 なのに虚偽の事実を大声で拡散させられた。

 それは被害だよね」

「たしかに・・・。それで・・・」


「うまくいくかどうかは解らないんだけど、桜美が被害を訴えたらどうだろう?」

「私が被害を・・・?

 信長が暴力をした事と相殺にはならないと思うけど・・・」


「普通なら・・・。

 けど、今の野球部の状況ならどうだろう?」

「野球部?」


「今の野球部は選抜甲子園に行けるかもしれない。

 当落線上の野球部がそんな状態で不祥事として訴えたら・・・」

「なるほどね。理解をした」


どう話すか相談を・・・。

過去の不祥事を見ていると、SNS発信から辞退という形も・・・。

そういう事も視野に入れつつ・・・。

咲良はスマホでいろいろ調べながら・・・。


「ちょっと席を外して良い?」

「うん」


咲良が席を外す。


そして、相談室へ・・・。


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武田信長:高校2年生

 中学1年生から上杉愛美とつきあっていたが・・・。

 文化祭に愛美と別れ、桜美とつきあう事に・・・。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行き噂にはなっているけど、

 まだおっぱいすら触っていないらしい。

 桜美の事を『犯りマン』と言われクラスメイトを張り倒す


上杉愛美:通信高校の生徒

 中学1年生から武田信長とつきあっていたが・・・。

 文化祭の打ち上げで信長から追及され、振られる。

 学校に居づらくなって退学する。

 その後、秀吉に脅されてセフレの関係に・・・。

 

松永秀吉:高校2年生

 上杉愛美と一緒にホテルから出てくる所を武田信長に目撃される

 そして、文化祭のベストカップルコンテストで優勝するも、その挨拶で

 浅井桜美から別れを言われる。

 隠しているが、女癖は悪い。

 プロ野球からスカウトも来ているらしい。


浅井桜美(さくら):高校2年生

 学校で一番人気と言われる美女でスタイルも良いらしい

 おっぱいはGカップ。

 文武両道で学年1位の成績を誇る

 松永秀吉とつきあっていたが、文化祭のベストカップルコンテストで

 優勝し、その挨拶で松永秀吉へ別れを宣言し、信長に告白する。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行き噂にはなっているけど、

 まだおっぱいすら触らせていないらしい。 


朝倉咲良:高校2年生

 浅井桜美の親友

 体格は良くないが、テコンドーの元中学生チャンピオンらしい

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