第35話 放課後・・・ (3)

「そうなんだ。その環境でなかったら・・・」

「ごめんね。変な事を言って・・・」


「けど、信長もそんな感じなんだ」

「一応、僕も男だからね」


桜美が少し涙目で・・・。


「別れる?」

「なんで?」


「私・・・」

「絶対にしないといけない訳でもないし・・・」


「我慢してない?」

「大丈夫だよ」


「良かったー。いきなり振られなくて・・・」

「僕が桜美を振るなんて・・・。

 逆はあるかもしれないけど・・・」


「そんな事はないと思うけど・・・」

「まぁ、二人とも、そう思っているのなら、良いと思うし・・・。

 もうそろそろ、遅くなってきたから、帰ろうか」


二人は、桜美の家に向かって歩き出した。


桜美の家の近くで・・・。


プッ、プッ。

車のクラクションの音。


なんで、危なくないのに・・・。


「お父さん・・・」

「えっ。お父さんなの?」


「桜美、ただいま」

「お帰りなさい。その子は?」


「彼氏の武田信長くんです」

「初めまして。武田信長です」


「こちらこそ、初めまして。浅井官兵衛だ。

 娘を送ってくれてありがとう」

「どういたしまして」


「二人とも仲良くね」

「はい。ありがとうございます」


官兵衛は、家に入っていった。


「あー緊張した」

「そうだね。すごく緊張していたね」


「そりゃーそうだよ。

 だって桜美のお父さんだよ。

 敵って思われているかもしれないし・・・」

「そんな事ないと思うけど・・・」


その後、信長は帰宅の路についた。


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武田信長:高校2年生

 中学1年生から上杉愛美とつきあっていたが・・・。

 文化祭に愛美と別れ、桜美とつきあう事に・・・。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行き噂にはなっているけど、

 まだおっぱいすら触っていないらしい。 


上杉愛美:通信高校の生徒

 中学1年生から武田信長とつきあっていたが・・・。

 文化祭の打ち上げで信長から追及され、振られる。

 学校に居づらくなって退学する。

 その後、秀吉に脅されてセフレの関係に・・・。

 

松永秀吉:高校2年生

 上杉愛美と一緒にホテルから出てくる所を武田信長に目撃される

 そして、文化祭のベストカップルコンテストで優勝するも、その挨拶で

 浅井桜美から別れを言われる。

 隠しているが、女癖は悪い。

 プロ野球からスカウトも来ているらしい。


浅井桜美(さくら):高校2年生

 学校で一番人気と言われる美女でスタイルも良いらしい

 文武両道で学年1位の成績を誇る

 松永秀吉とつきあっていたが、文化祭のベストカップルコンテストで

 優勝し、その挨拶で松永秀吉へ別れを宣言し、信長に告白する。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行き噂にはなっているけど、

 まだおっぱいすら触らせていないらしい。 


朝倉咲良:高校2年生

 浅井桜美の親友

 体格は良くないが、テコンドーの元中学生チャンピオンらしい

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