第6話 童貞貴族でも……꒰⑅ᵕ༚ᵕ꒱˖♡

「今すぐ、ここで子づくりしましょォ!!」

 お嬢様はニコニコと微笑んで、とんでもなく過激なコトを言い始めた。



「えェ……(・o・;)!!! なッ、なにを言ってんですか!!」

 一瞬、ボクの聞き違いかと思った。


 こんな清楚なお嬢様が公衆の面前で子づくりなんて発言するとは。



 しかし周りの客たちもボソボソと話している。

「子づくりだってェ……」

「フッフフ、マジかァ……」

 どうやら客たちも信じられないようだ。



「ああァら、聞こえなかったかしら!!」

 だが、目の前の白鳥麗香は楽しそうに笑みを浮かべた。

 まるでウブなボクをからかっているみたいだ。



「いえ、ちゃんと聞こえましたけど!!

 唐突に『子づくり』ッて言われても……」

 徐々に声をひそめた。

 人前で発言するのは困惑した。



「ああァら、大丈夫よ……꒰⑅ᵕ༚ᵕ꒱˖♡

 カイトがでも!!」

 楽しそうに微笑んだ。



「なッなんですか。童貞貴族ッてェ!!」

 










☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚

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