第30話 スカウト (2)

「この条件を呑めない場合、入団しないですか?」

「そうですね。

 入団しない可能性があります」


スカウトもその条件を球団に・・・。



この状況を打破するには・・・。

信繁は考えた。


1度、SNSに自分の意見を出して見よう。


『私は、最終的に大リーグに行きたいと思います。

 その為、ポスティングシステムを使ってくれる球団を希望します。

 1年活躍したから、使わせて下さい。

 そんな身勝手な事は言いません。

 5年間1軍で活躍したら、ポスティングシステムを使わせて下さい。

 それを認めてくれる球団を希望します。

 この条件を認めてくれない場合、入団拒否する可能性があります。

 この事は、各球団のスカウトの方にもお伝え済です。』


この表明には、賛否両論が・・・。


『自分勝手だ』


そんな意見も多い。


『頑張って欲しい』


そんな意見も・・・。


『何球団から、その条件で・・・。』


そんな言葉を頂いた。


とある球団からは・・・。


「我が球団は、ポスティングシステムの条件は認められない。

 しかし、指名させて下さい」

「私は、20歳までは日本にいたいと思っています。

 しかし、その後は大リーグ希望です。

 今回のドラフトがうまくいかなかったら、

 日本のプロ野球には入りません。

 直接、マイナーリーグから頑張る予定です」

「わかりました。

 しかし、我が球団の方針は変わりません。

 よろしくお願いします」


スカウトは帰って行った。


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この作品は、『高校生 家を買う そして同棲する・・・』の

スピンオフになります。


真田ひかり:高校1年生

 真田信繁と星華の長女。

 母親に似れば美人だったが、残念ながら父親に似る。

 それが、コンプレックス。

 義兄である田中信繁が好きだが、将来を考えて固辞していたが、つき合う事に。

 田中信繁の毎日の練習につきあう。


田中信繁:高校3年生

 清田晴彦と真田めぐみ(旧姓:田中)の長男。

 父親の血を受け継ぎ、野球選手として活躍中。

 右のサイドスローと左の158km/hを誇る本格派の両面をもつ投手。

 ひかりの事が大好きだけど、不器用なので言えなかったが、ようやく告白。

 そしてつき合う。


由香先輩:高校2年生

 田中信繁に憧れる女子高生。

 元女子野球の選手だったので、野球も上手。

 美人でおっぱいも大きく、野球部のマドンナ。

 ひかりに対して対抗心が強い。

 田中先輩に告白するも・・・。

 

真田信繁

 ひかりの実の父。

 星華と結婚後、いろいろあって元カノのめぐみと子供をつくる。

 高校時代に宝くじに当選しており、お金持ち。

 会社員をしながら、自分で会社を経営する。


真田星華

 ひかり、あいの下に二人の子供を身ごもるもうまく行かず断念。

 めぐみに子作りを託し、離婚。そして再婚。

 真田信繁の正妻的役割。


真田あい:中学2年生

 ひかりの妹。星華ににて美人。


真田めぐみ

 高校時代、浮気をして清田晴彦との間に子供ができる。その子が田中信繁。

 ひとりで育てるも、いろいろあり、真田信繁に助けられる。

 真田信繁の側室的役割。

 

真田信隆、春美、景美

 真田信繁とめぐみの子供。3つ子。


清田晴彦:元プロ野球選手

 高校生の時にめぐみとの間に田中信繁ができる。

 女ったらし。

 プロ野球では初登板で完全試合をした伝説的の投手。

 その後、12歳の子供とセックスして逮捕。

 プロ野球復帰後、大リーグへ行くも女性トラブルは絶えない。

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