時間が空いた時にサクッと読める短編集

ぽてと

第1話 冬

もう季節は冬…12月になり、より一層寒くなった。


私「うぅ…寒い…」


寒いけど仕事行かなくては…

私は職場まで近いから歩いて行っているのだが防寒対策はしているけど寒いものは寒い。


「おはよう瑞樹!」


後ろから声を掛けられ振り向いてみるとそこには同僚兼幼馴染の翼がいた。


「お、おはよう…今日も朝から元気ね…」


私はこんなに寒がりなのに翼は今日も元気そうだ。


「瑞樹顔色悪いけど大丈夫か?」


「いつものことだから大丈夫だよ」


このやりとりは毎年行われる…昔から寒がりだから。


「あ、そうだ。今年のクリスマスはちょうど会社が休みじゃん?瑞樹暇なら一緒にクリスマスパーティーしようぜ!あ、あとクリスマスだから瑞樹の欲しいもの教えて!」


そう言われたので思わず、


「うーん…ずっと一緒にいてくれるパートナーかな」


っと勇気を出して伝えてみた。


そうしたら翼の返事は予想外のものだった。


「なんだよそれ俺で良いだろ!…あっ…ちゃんとクリスマスに告白するつもりだったのに~(涙)」


珍しく落ち込んでいる翼。


「ふふっ…まあ良いじゃない、じゃあ私からの返事はOKってことで!寒いから先行くね!」


つい恥ずかしいのと寒さでそれだけ言って走って出社してしまった。


出社してすぐ私はメモ用紙に自分の気持ちを書いてその後に出社した翼に渡した。

翼は凄く喜んでいて泣きそうになっていた。

これから私と翼の新しい人生が始まる。


メモ用紙「私も今まで翼のことが大好きでした。告白してくれた時は夢じゃないかと思いました。これからもこんな私をよろしくお願いします。」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る