ガーリさん

 今日は我が家にレバノン人がやってきた。


 やってきたといっても、回収したチャリとバイクを買いに来たんだけどね。


 基本的に外国人大好き!異国の臭いがするから。


 そのレバノン人のガーリさんは仲間と一緒に回収している時に出会ったナイスガイだ。


 出会った場所が代々木上原にある、モスクの目の前というのが不思議な縁だ。(日本に点在するモスクの地図が、なぜかアフガンの宿の壁にかかっていたので覚えてしまった。)


 はっきり言ってガーリさんはいやらしさがなく、なぜか憎めない人だ。とても大好きだ。


 そんなガーリさんに「日本人も、中国人も、レバノン人も関係ない、人は人だよ。」


 はい、確かにその通りです。

 

「じゃあ、地球人も宇宙人も同じようなものですかね?」


 そう、訊ねたら苦笑いしていた。 


 よく、取引の時に取引以外のものを欲しがる。理由は国の友達にプレゼントするからだといつも言う。


 仕事の時も常に祖国の友達のことを意識しているから、自然とそういう行動になるんだろうな。


 そんな人と出会える仕事をしていて良かった。イメージの悪い廃品回収は、胡散臭い、得体の知れない、汚いなど等。


 中身は外見に出ると思う。外っ面ばかり気にして分厚く塗り飾った人と、汚れていてもそのままの姿が現れている人。

 

 どちらかと言うと後者が好きだ。前者はすぐに人を分け隔てようとする。


 なーーーんて思うのは自分の思い込みだろうな。


 とにかく、今日も楽しい一日だ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る