第9話

地下アイドルの握手会に列んでいる一人の男


オレの名前は

加地潤一朗

通称カジジュン

(誰も呼んでない)



将来はオモシロ−1グランプリとか優勝して

DTのマッチャンみたいになるのがオレの夢

そして今は

トーク番組に出た時の為にエピソードトークのネタを作る活動中


(売れてない芸人36才DT芸歴12年目芸人収入累計0円アルバイト代をほぼアイドルに捧げる男)



カジジュン「まぃなチャン今日も可愛いよ!」


まぃな「加地さんいつもアリガトウゴザイマス」


カジジュン「まぃなチャンもっとフランクにオレの事カジジュンって呼んでくれていいんだよ」


はがし「お時間でーす」


カジジュン「はやくない?」


まぃな「アリガトウまたね」


(彼は裏でアイドルたちにキモジュンと呼ばれていた)



カジジュン(く〜っ今日も最高だったなぁいつかオレが芸能界でビッグになって冠番組でMCとかやるようになったら隣のアシスタントまぃなちゃんにしよー)



張り紙

今注目のコスプレイヤー山本舞

個別撮影会開催中



カジジュン(この子めっちゃ可愛いやんけ、まぁまぃなちゃんほどではないが)



激しい光りに包まれる


ロマーニ王国の魔術師たちによって召喚された加地潤一朗


貴と同じような感じでロマーニ王国の外に捨てられる



カジジュンは何も理解出来ないまま

途方に暮れ彷徨っていた



カジジュンが空腹に耐えきれず

草原で眠りそうになっていた時

近くで話し声が聞こえた

理解できる言葉だった


調査兵A「安西先生オレバスケしたいです」


調査兵B「お前だいぶ貴さんたちの言葉上手くなったなぁ」


調査兵A「俺たちはこの言葉わかるやつがいないか調べるのがメインの仕事だから当たり前田のクラッカー」


カジジュン「どこでその言葉覚えたんですか?」


調査兵は貴の指示された通り

カジジュンを自動住民カード発券機のところまで連れて行った



カジジュン(コンビニのATMみたいだな)


液晶にユリが映し出される

ユリ「ご要件はなんですか?」


カジジュン(めっちゃ美人やんけ)「あ、あのなんかよくわからないんですが…」


ユリ「次の中から選んで下さい移住・行商・観光・その他」


カジジュン「あぁスミマセンとりあえずその他でいいかな?」


ユリ「アナタはその他を選択できません、下の画面に手を置いて魔力を出して下さい」


カジジュン「下の画面はわかるけど魔力って」


ユリ「こちらで採取してもいいですか?」


カジジュン「はい」


そうするとカジジュンの手のひらから微量の魔力を採取解析鑑定をした


ユリ「加地潤一朗さんあなたの解析鑑定が終了しました住民カード発行とここでの生活に必要アイテムをお渡しします。あなたに向いている職業は国防補佐、訓練場補佐、ダンジョン探索補佐…です。オススメの職業以外につく事も可能です。それでは学校と訓練場に通い基本的なことを習得して下さい。」



するとカードと卵のような物が出てきた



カジジュン「カード入れとか持ってないんだけど、てか服とか欲しい」


カードから服が出てきてカードが消えた


カジジュン「なんじゃこりゃカードどこいった?」



カードが手に現れた


ユリ「カードは魔力で生成されているので体内で出し入れ可能です。カード内には生活に最低限必要なアイテム等が入っています。他のアイテム等も出し入れ可能ですが限度があります。カードで確認可能なものは自分のステータス、所持アイテム、連絡、ポイント(通貨)です。連絡先の交換は相手のカードと合わせて魔力を流して合うことで登録されます。こちらの卵は毎日魔力を注ぐと孵化します。あなたの魔力から判断してあなたをサポートしてくれるペットになります。以上で説明は終わりになりますが何か質問はありますか?」



どこからか音楽が聞こえてくる

誘われるように音楽が聞こえてくる方に向かうとアイドルが歌って踊っている(結界更新の為の魔法を発動してる)



カジジュンは道具屋に向かい光る棒を作ってもらい


マインやユキエたちのことが好きなメンバーを集めコールの指導をする



調査兵「あいつどこいったんだ、あ、貴さん…」


貴「なにぃ!ってもしかしてアイツか?」


貴は最前で光る棒を振り回し大声でコールしている人物を指さした


調査兵「あ、アイツです」



貴「わかった後は任せていいぞ」



貴はマインに念話で最前ではしゃいでいるやつを地下に連れてくるように言った



マイン「今日も見に来てくれてありがとう、そこの君ちょっとこっちまで来て」


カジジュンは浮かれモードでマインの後をついて行った



カジジュン「ここは?」


マイン「あなた召喚された人でしょ?ここは私たちの国の中枢の入口ってとこかしら」


貴「今日みたいにマインたちが結界更新するときにスキル使ってくれないか?」


カジジュン「スキル?」


貴「まさかわかってないであれをやっていたのか、君のジョブ支援者のスキル絶叫エールは自分のHPMPと引き換えに対象の能力を幾何級数的に上昇させるってやつおかげてこっちはいつもの数倍強力な結界防衛線が張れてしまった」



カジジュン「いやぁそれほどでも」


貴「褒めてない、強力すぎるんだ」



数日前

地下

貴と分身たち

マインと分身たち

誠と地底人たち

が集まっている

貴は誠に頼んでおいたプラネタリウムの天井の部屋


貴が魔力をコントロールすると天井の星が召喚の時のように光だした


貴「これで、いつでも召喚は可能になった」


マイン「誰を召喚するの?」


貴は分身たちを使って調べた内容と今後について話した

オワリ超大国は中央の南北に延びる山脈で東西に分けられていること

西側が主に強力な人種で支配されていて

東側は多種多様でほぼ無法地帯



そして1番重要なのは1000年に1度起こると云われている超大国間大戦に備えて一致団結する必要があると言うこと




超大国東側では貴やマインより強そうな生物は今のところ確認されていない


まずは地盤を固めて内政をしっかり整える



防衛線の結界をいくつか重ねてはりある程度やつは通れ



貴「それからコレ」

貴はパソコンを出した

マインを召喚する前に自分の魔力を使いたまたま会社の寮が近くだったので自分の所持していた物と入れ替えるかたちでパソコンを手に入れていた

貴の会社はありとあらゆる会社のコンサルや特許やマニュアル説明書作成など手掛けていた


貴「これでいろいろ作れるのとりあえずこっちの世界にあったパソコンを作る」


マイン「いつの間にそんなものを」


貴「そしてまずは元々領主だったロマーニ王国だな」


防衛線の結界をいくつか重ねてある程度のやつは通れるように



ロマーニ王国は1つ目の防衛線をなんとか突破しているが2つ目で引き返すを繰り返している内に国力が落ちていた


現在

貴「これじゃアリ一匹も通れないじゃないか!」


カジジュン「スミマセン」


貴「しかし、その力はとても魅力的だから子供の君にも強力して貰いたいって中身はオジサンか」


カジジュン「あ!今きづいた!どーりで」


カジジュン見た目10才


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