第4話 4回目

僕は、さらに転生を繰り返し。

やけになっていた。


性格も悪く、非道でも金持ちにさえなれば

どうでも良かった。


競争に勝てれば良い。


自然淘汰万歳!

弱肉強食万歳!


人気があれば

癖のある性格もブランドになると思った。


CM、映画、インフルエンサー。


僕は、

俳優業をもこなし、経営者としても成功した。


そして、

イケメンだったから沢山の女性を

毎日抱いた。


毎日がパーティーだった。


テレビの収録を終えて、

ファンの子とセックスをする。


その後、

秘書とセックスをして、

帰宅してから妻とセックスをする。


そして、

次の日の昼間にはヘアメイクのスタッフとセックスをする。


また、

映画撮影で一緒になった一流女優とも関係を持ち、

ファンがうらやむようなこと、全て行った。

味わった。


もちろん世間にはバレないように細心の注意を払ったよ。


でも、

そんな栄光も気づけば消えていた。


テレビやネットで僕は炎上した。


犬好きと話しただけで、

猫好きから批判された。


僕は嫉妬の嵐に飲み込まれて、

あらゆる角度から誹謗中傷を受けた。


もう生まれ変わりたくないよ。

こんな世界に。


四天王時代も嫌だったけど、

イケメンでも頭が良くてもスポーツ出来ても

金持ちになっても幸せになれない。


ねぇ、君ならどう生きる?

どう生きていますか?

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