第122話 バルバロ辺境伯領への輸送依頼と束の間の日常 8月下旬

ここはサイレン、バルバロ家の宴会場。

サイレンに戻ってからは、よくここに来る。


で、目の前にはギルドマスターの前田さんと、ラブレス商会の人。確かミドー氏。


ラブレス商会とは、綾子さん達に居酒屋用の店舗を貸してくれていた人。以前、試食会か何かの時に挨拶を受けた。

確か、バルバロ辺境伯領出身の商人さんだったはず。


今日は、前田さんに話があると言われて朝からここに来た。


俺って、最近全く働いて無い。ぼちぼちお金を稼がないといけない。移動砦のクルーを食わせないと。ただ、まだ移動砦は整備中。なので、今日はちょっとしたアルバイトの打合せ。


「今日は来て貰って申し訳ない。頼みと言うのはな、俺達をバルバロ辺境伯領まで連れて行って欲しいんだ。があるとは言え、俺達は止るワケには行かない。頼む。報酬は弾むよ」


ふむ。冒険者ギルドは、今度、バルバロ辺境伯領にギルド支部を造る事になったらしい。で、そこに不動産を持っているラブレス商会の人と一緒に行きたいと。


「まだ移動砦は艤装中だし、別にいいですけど。いずれは俺もそこには行こうと思っていたし。だたし、条件付き」


「いよっし、で、その条件とは?」


「連れて行くってことは、もちろん、飛んで行くって事ですよね。今、移動砦は動かせない。で、高速輸送艇ということになるけど、それは俺の他に4人までしか乗れない。1人は護衛のツツが乗るから実質3名まで。後は、輸送艇に乗る人には、反重力魔術の訓練を行って貰うことになる。安全装置を使える位になるまで」


「分かった。人数は3人までに絞ろう。反重力の訓練は大丈夫だろう。徳済さんでも大丈夫だったんだろ? 後で安全装置を貸してくれ。試してみる」


「了解。旅程とかってある? 俺も事前に行き先伝えておきたい人とかいるし」


「ああ。出発は明日でもいい。だけど、最初にケイヒンに寄りたい。そこのケイヒン支部で雑用をこなして、その後バルバロかな。逆に聞くけど、飛行時間とか速度とか航続距離とかどうなんだ?」


「サイレンからバルバロまでは1000キロくらいだったろ? 航続距離的には直通で行ける。時速は500キロくらい出るけど、大体400キロと思っておいてもらえたら。だから、バルバロまでは理論上、2.5時間で着く」


「バルバロまで2.5時間。何というむちゃくちゃな。普通ならケイヒンまで5日、そこから船で4日くらいの距離です。若しくはタイガまで4日、そこから船で6日ですよ。それだったら1日で往復できるじゃないですか。何ですかそれ・・・はははは」


ラブレス商会の人があきれている。

バルバロ領は、サイレンから南東に1000キロ先にある街。行き方は東のケイヒン周りと、南のタイガ周りの2種類がある。陸路では途中に大河川と広大な湿地帯があるから直接行けない。


「でも、2.5時間飛び続けるのも結構しんどい。音が煩いし。それに、まっすぐ飛んだら途中、大湿地帯があるだろ? 何処にも休憩するところがない。目印もないし、今回初めてだし。リスクを避けるなら、街道上をケイヒンまで飛んでそこで休憩。そのあと、海沿いに南下するのがいいかな。それから、バルバロ領は、飛行で近づいたら攻撃される恐れがあるらしい」


「げ、そうなのかよ。どうすればいいんだ? モルディベートさんに紹介状もらうか、旗を立てるとか」


「いや、100キロ手前の街で高度を落として、そこから低空飛行でゆっくり近づけばいいと思う」


「なるほど。では、朝からサイレン東のケイヒンまで飛んで、一旦そこで用事を済ませる。そこでお昼休憩。午後から海沿いに飛んで南下。バルバロ辺境伯領の1つ手前の街で高度と速度を落として、そこからは低空でゆっくり進むと」


「それがいいかなと。一応、行きに丸1日かかる計算になる。帰りはどうするつもりです? 迎えに行く?」


「今回、辺境伯への挨拶と不動産関係の契約を決めるだけだからな。俺の用事自体は直ぐに終わる。迎えに来てくれるんならとても助かるが、1泊できるんなら一緒に泊ってもいいかもしれん。俺の用事は1泊2日で終わる」


「私はそのままバルバロ辺境伯領に留まります」


「そっか。俺も1泊するか」


ひとしきり駄弁った後は、前田さん達と安全装置の訓練に行くことに。


・・・・

<<サイレン バルバロ邸の庭>>


「ほう。バルバロ辺境伯領に行くのか。前にも言っていたよなぁ。タビラの兄ちゃんよ」


バルバロ邸の庭に出ると、グランドの横の方で移動砦の訓練が繰り広げられていた。今は屋上から飛び降りる訓練をしているらしい。屋上からフランが泣きそうな顔で下を見下ろしている。


「そそ。訓練中申し分け無い。あ、これはお礼のお酒。。アルコール度数40%以上もあるから結構濃いと思う」


「おお、気が利くなぁ。貰っておくぞ」


「おう。奥さんにもよろしく。お土産はバルバロ酒と腐り豆でよかったんだっけ」


「あまり気を使わなくていいぜ。それよりもあそこに行くのか、どれ、オレも一筆書いてやろう」


「ほんとか、助かる。一応、バルバロ辺境伯とは、冒険者ギルドルートで会うことになったけど」


「ぎやぁぁぁあああああああああ!」


フランが屋上から飛び降りる。何とか反重力魔術の発動に成功して軟着陸している。


「よし、次はシスティーナ!」「はい! 頑張ります」


俺たちの会話中にも訓練が続けられている。一応、フェイさんとヒューイがサポートしているようだ。


「そうか。モッサ殿にもよろしく頼む。で、出発は何時じゃ?」


モッサ・バルバロが辺境伯当主の名前だ。


「実は明日。急遽決まって」


「そうか。間に合えばこいつで帰れればよかったんだろうがなぁ」


目覚ましおじさんは、目の前の黒い砦を見上げる。


「贅沢は言えないかな。こんな巨大なものは、ちゃんと訓練しないと」


屋上からシスティーナがふわっと降りてきた。


「あら、おじさん。いらしてたの? どう? 私の反重力魔術。もうこれでここのクルー確定ね」


「うん。凄い凄い。よし、この移動砦が完成したら、お前のメイクイーン男爵領に行ってやろう。そこ最果てなんだろ? そこから先の未開の地に魔石ハントしに行きたい」


「本当!? やったぁ。もう戦禍の跡も無くなってるはず。みんなを紹介するわよ」


「よし次! アキラ!」「はい! 晶行きます!」


上から晶がどうとか声が聞こえる。


「ん? 晶? 晶も訓練やってんの?」


「あ~アキラも張り切ってるわよ。おじさんのところに就職するんだって」


「へ~。就職って・・・まあ、いっか。キャンプもいいけど、魔石ハントも途中まで連れて行ってやるか。メイクイーンまでは安全だろうし」


「やったぁ! おじさん、話わかるじゃん」


晶も屋上からふわっと降りてきた。この子は何でも器用にこなすなぁ。


「え? おじさん。何々、どうしたの?」


「アキラ! おじさんが今度この移動砦でメイクイーンに連れて行ってくれるって」


「ほんと! 楽しみ」


「アキラにうちを案内してあげるわよ。よし、まだまだ訓練頑張るわよ」


2人は移動砦の方に走っていった。


「あれ? 俺何しにここに来たんだっけ」


女子中学生達を見てたら、何をやっていたか忘れてしまった。


「ああ、そうそう。安全装置の訓練だった」


「多比良さん。俺たち冒険者はこのくらい余裕だぜ。やっておくに越したことはないけどよ」


「私は少し訓練しておきます」


「じゃあ、ここで訓練に混ぜて貰おうぜ。俺も安全装置の装着とか確認したいことはある」


「俺はこれから『ラボ』とタマクロー家に用事があるから行くけど。出発は明日でいいです?」


「ああ、もう明日に決めてしまおう。行くメンバーは、当てがある。そいつも反重力で着陸するくらいなら大丈夫だ」


せっかちで済みません、前田さん。色々やることがあって。


「了解。出発は、朝食後でいいです? 朝の9時くらいかな」


「いいぜ、集合はバルバロ邸だな」


出発は明日に決定。後でフェイさんとヒューイに出発を伝えておかないと。


「じゃあ、頑張って。俺は少し、あいつに用事があるんだが・・・いたいた。お~い、アルセ! ちょっとこっち来い。駆け足!」


「は、はい~~~待っててけろぉ~~~~~ぜぇぜぇ」


アルセロールがヘロヘロになりながら走ってくる。こいつとマシュリーは走り込みをしていたようだ。


「はぁはぁ。なんでございましょ。だんなさま・・ぜぇぜぇ」


「お前にプレゼントだ。はいこれ」


「はぁはぁ・・・こ、これは、まさか・・・あのお方の・・」


「そうだ。スマイリー変身セットだ」


例のマスクと自衛隊セット。自衛隊セットは、迷彩服と黒のブーツだ。迷彩服は数着用意してある。


「こ、これをわたしに・・・だんなさまぁ。ありがごうごぜえますけろぉ」


「いいか、アルセロールよく聞け。お前は、今日からこのブーツと服を着て生活するんだ。いいな。マスクの方もな。このマスクはとても貴重なものだ。壊したり無くしたりするな」


「はい、わかりましたぁ。これが旦那様の好みけろ?」


こいつは、何の疑問も持たずに従ってくれるようだ。男に騙されやすそうなやつだ。本当は事情を説明しようと思ったけど、やってくれそうなんでまあいいや。


「そうだ。これが、俺の好みだ」


「けろぉ・・・」


これでミッションコンプリート。俺はタマクロー邸の『ラボ』へ。


・・・


「いらっしゃい。待ってたわよ」


『ラボ』に着くと徳済さんが待っていた。ここの用事は、マ国訪問の報告と高速輸送艇のメンテ。


高速輸送艇を『ラボ』に預け、俺たちは会議室へ。

会議室には元針子連合、美大出身、『ラボ』の副代表である佐藤さんと、徳済さんが待っていた。


「じゃあ、報告して頂戴。少しは聞いたけど」


これは俺のマ国でのお仕事。市場調査の報告会。

マ国の様子を説明していく。一応、メモは渡しているんだけど。


「切子とエメラルドは全部渡した。といってもユフイン家とジマー家関係者くらいかな。後はスバルという街の領主にディーを通して渡してもらった。一応、魔王にも渡した。だが、魔王は独身だからな」


「え? あの魔王、独身だったの?」


「そうだよ。バツイチだけど」


「そ、そう・・」


「結構喜んでくれてたみたいだけど、本音は不明。それと、ユフインにはこれが売ってあった」


ユフインでお土産に買ったものを取り出す。赤い宝石。これはサンゴのペンダントだ。


「これは、まさかサンゴ!? 赤いわね。血赤珊瑚かしら」


「サンゴは結構な種類と数があった。殆どピンク色だったけど、この赤が濃いヤツの方が高価だった」


「ふぅ~ん。なるほど。宝石の文化はないけど、サンゴはあったのか。うちのエメラルドとは傾向が違うから、競合はしないわね。でも、やっぱり装飾品に興味はあるのよ。で、これっていくらくらいしたの?」


「これで2万ストーンかな。マ国ストーンだけど。ラメヒー・ストーンは基本、マ国に合わせてあるから、ほぼ同じ価値のはず」


今回のペンダントは、直径1センチ弱で長さ3センチくらいだ。


「2万か。日本と同じくらいかしら。サンゴの産出量や採掘の難易度、それからニーズも関係あるだろうし。これ、くれるの?」


「ん? 欲しいならあげるけど」


「サンクス。で、どうしよ佐藤さん、これ、トップはいいけど、チェーンが少しダサいわよね」


「そうですね。トップの形も少し工夫したいですけど」


「割ってイヤリングにしてもいいかもね。これで2万ならもっと買ってきてもいいかも。原材料ならもっと安いかしら」


「買い占めでいいと思います。私好きかもこれ。綺麗だし。サンゴなら加工も簡単だから、色々使い道あると思います」


女子会話が始まってしまった。


「じゃ、俺は、加藤さんの方に行ってきます。徳済さん、この後の夕食会はよろしく」


「はいはい。分ったわ。時間までには行くわよ。隣のタマクロー邸でいいんでしょ?」


今日はディーに呼び出されているのだ。夕食会に。徳済さんも誘ってしまった。


・・・


「あ、多比良さん。高速輸送艇、結構いじりましたね」


「そうですね。骨組みは手を着けていませんが。前の4名が動きやすいようにバーと体の遊びを大きくしたのと、随伴飛行の人のための取っ手と足乗せを追加してますね」


骨組みは未着手。これが空中分解するとか悪夢だし。


「なるほど、安全バーも遊園地のジェットコースターを参考にしてましたけど、ちゃんと訓練受けた人で、さらに触手で首や体を固定するなら、これでも大丈夫でしょう」


「ええ。身体強化のお陰なのか、かなりアクロバットな飛行を行っても大丈夫でした」


というか、戦闘行為もしたしね。


「わかりました。じゃあ、フレームの金属部分周りをチェックしておきますね。それから魔石の動作確認と」


「済みません、お願いします」


その後、大量のから魔石に反重力魔力を補充していると、ぼちぼち夕食会の時間になった。


・・・


「よう、タビラ。数日ぶりだな。今日は飯に呼びだして悪かった」


「そうだな。数日ぶりだ。ディー元気してたか? また少し背が伸びた?」


「いや、分らねぇ。毎日計ってないし」


「ご無沙汰しております。徳済です。ディー様。あ、あの、確かに背丈が・・・」


「まあ、細けぇことは気にすんな。まずは飯だ飯。それから酒。今日は日本人特製の葡萄酒だ」


「ああ、それな。ほんとはブランデー造りたかったらしいけど、樽につけ込む前にお前達が全部買っていくから。仕方がないので、ブドウジュースと混ぜで風味付けして売ってるんだと」


「なに? どういう意味だ?」


「だから、本当は樽につけ込んで何年も寝かせなきゃおいしくならない。でも我慢ができないのか、樽詰めしたそばから全部飲もうとするから、仕方が無いので少し風味だけ付けて売ってるんだと」


「そうなのか。この酒に合う料理も作って貰ったんだが」


「いや、ごめん。無粋だった。ちゃんとおいしくして出荷してるから。存分に楽しんでくれ」


・・・


食事会開始。


葡萄味のブドウ焼酎で食事を楽しむ。確かに、これに合うような料理がチョイスされている気がする。


「そういえば、親父から聞いた。お前の移動砦、ラメヒー王国としても干渉はしないらしい。晴れてこの国でもお前はアレを所有できる」


「助かる。あれがあると色々と出来そうなんだ」


ところで、この脂身肉は何なんだろう。


「その身はアブラガエルの肉だな。今年は漁獲量が少なくて、貴重品らしい。うまいだろう。タイガの特産品だ。これは養殖物だがな、エサに改良がしてあって、油身がうまいんだ。今年から流通しだしたヤツだ」


「確かにおいしい。お酒にも合う」


「ええ、おいしいですわ。すっきりした油で」


「でも、今年はカワイカの大量繁殖で相当数が減っているようなんだ」


何? カワイカ? あいつ、このカエル食うのか。


「そうだったのか。この間釣って少し数を減らしておいたよ」


「お! お前も釣りするのか。今度行くか?」


「ディーも釣り好きなのか!? 是非是非。徳済さんもこの間はカワイカ結構釣ってたし」


「カワイカ釣り、今人気らしいからな。大量繁殖しててよく釣れるらしい」


「そうなんだよな。日本の技術でエギっていうのがあって、それで結構釣れたからさ、『ラボ』で大量生産して三角商会で売っているはずなんだ。子供でも作れるから冒険者ギルドから人雇って作ってる」


「エギか。面白そうだな。オレも今度連れて行ってくれ」


「了解。そういえば、今度バルバロ領に行く。いや、今度というか、明日に急遽決まった」


「は?」「え? 聞いて無いわよ?」


「ごめん、急遽決まったもんで。でも、前田さんと商人さんを飛んで運ぶだけだから、1泊2日で帰ってくる」


「そうか。突然だな」


「まあ、行く決意はしてたから。バルバロ辺境伯領。今回は冒険者ギルドが不動産借りるために人を送ってあげるだけ。で、辺境伯本人にも会うから、ついでにバルバロ領に飛行で入れる許可を貰ってこようかと」


「本格的には出直すってこと?」


「そ。今回は高速輸送艇で少人数を連れて行くだけ。次回は移動砦に乗って魔石ハントと思ってるけど。あそこはラメヒー王国の最果て。その先には人類未到の地が広がっているわけで」


「なるほど。大物ハントだな。オレも行けたら行きたいがなぁ」


「私も行っていいのかしら。色々と体験したいわ」


「予定が合えば、みんな来ればいい。アレ、結構乗れるし」


「よし! 楽しみになってきた。オレからもモッサ殿に一筆書いてやるよ」


モルディの父親。一体どんな人なんだろう。


「よし、飯の方は、縁もたけなわかな。で、今日はどうするんだ。タビラ・・・あの、その・・・」


「ん? 温泉にでも入りに行くか?」


「温泉って、あの温泉よね。ディー様もご存じなのね?」


「そうだな。思えば、あの温泉第一号だもんな。ディーは」


なんだ? ディ-のやつ、顔を真っ赤にして。


「そ、そうなのね。あなたたちって。いや、私が聞くのも無粋ね。じゃあ、私も行くわ。もう、恥なんて掻き捨てよ」


「え? その、トクサイ殿も?」


「ええ、つい先日ですけれど。連れて行ってもらいましたわ」


「そうか。じゃあ、仲間だな」「はい。そうですね」


「いつの間にあそこに入るのが仲間の証みたいになってるんだよ」


「まあ、気にするな。じゃあ、扉を出してくれ。善は急げだ」


・・・

<<温泉アナザルーム>>


扉を開けると、そこにはイセがいた。畳部屋で日本刀を鞘から抜いてを眺めている。


満天の星、岩風呂をバックのイセと日本刀。


何故かとても似合うと思った。


「お? 多恵に、それからディーもおるのか。まあよい。多比良、早速で悪いが体を貸してくれ。実験のキリが悪い。直ぐに済む。先に3人で温泉でも堪能しておれ」


今夜も長そうだ・・・

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