近頃のランキング、読者層、作品傾向への不満について思う事。

@iuuuuuuuuu

第1話

自分が書きたいものを書いてもそれが評価に繋がらない、結局媚びた作品でしかポイントは得られないから読者層はクソ…みたいな論調って結構見かけますけど、個人的には「媚びた作品」が評価されるのは極々当然だし、評価されたいんだったら媚びるべきだとおもうんですよね。

タイトルだってそうです。長い長いタイトルの作品がウケるっていうなら、たとえ作品の雰囲気を損ねようとタイトルを長く長く長くすべきなんです。

評価されたいんだったら。


というのも結局のところ作者と読者の関係っていうのも「人間関係」ですから。


「人間関係」っていうのはそれがどんなものであったとしてもウケがいい事を言ったり、上っ面を装ったりといった好感が得られるような仮面をかぶらないと最初の一歩すら踏み出す事も出来ないなんてことままあります。


少し話変わりますけど僕ワ〇ワ〇メールっていういわゆる出会い系?に何年か登録してるんです。


まあコチコチの出会い系ってわけじゃなく、つぶやきなり日記なり、SNSの側面もかなりあるモノなんですけどね。いわゆる呟き専、日記専みたいな人達も多いです。


もちろんコチコチの出会い路線に舵きって遊ぶ事も出来ますよ。


で、ワ〇ワ〇ってね、やっぱりどうしようもなく不器用なおじさんがめちゃくちゃ多いんです。


要するに媚び方を知らない。例えば気になる異性がいたとして、そのプロフに音楽が趣味とあり、好きなバンド名まで記載されているのに一通目のアプローチが「ポイントがないので直接話しませんか?悪い人間じゃありません」みたいな感じでアプローチするんです。


なぜならそのおじさんは音楽には興味ないし、記載されているバンドも知らないからです。


自分には興味がない、だから関係がない。


そう考えているんです。


それじゃあうまくいきっこないですよね。


でもね、もし本当に気になる相手がいて自分が出会いを求めるならば、たとえ興味ない事が書かれていたとしてもそれを調べてYOUTUBEなりなんなりで聴いて、口コミをさらっと洗ったりしなきゃならないんです。


どこまで理想が一致するか、ではなく、どこまで相手に妥協できるか

人間関係をうまくいかせるためには結局ここにいきつくんです。

「素の自分を受け入れてくれる相手」なんてのはどこにもいません。

自分が受け入れてほしいなら、まず相手を受け入れるんですよ。

それが出来ない人は永遠に孤独です。


話戻りますが、作者と読者の関係にも通じるものがあります。

要するに、評価されたいなら媚びろ、そして妥協しろ、これに尽きます。



自分が書きたいものを書く。これは尊い事だとおもいますよ。

でもそれを評価してほしいなら何かしら自分も折れなければいけないわけです。


物書きに限った話ではないですが、何かを得るには有形無形なにかしらを差し出さなければいけないんです。


「近頃のランキングは~」「タイトルの長さが~」「評価工作が~」みたいな事を思う人は多いとおもいますが、そういう人達は果たして自分が何が得たくて何を犠牲に(あるいは妥協)するか明確に理解していますか?


都合よく、自分は何一つ妥協したくない、素のまま、ありのままの自分を表現し、さらにそれを評価してもらいたい!


なんて思っていませんか?


そういう思考、決して悪ではないしむしろ野心的で素敵だとおもいますが、物書き業だけでなく人生そのものの難易度をあげかねないですよ。


もちろん、そんな思考を見事に成し遂げた成功者だっていますけれど…。

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